【前回コラム】「「ネイティブアド」のあるべき姿を、日産自動車とTBSのテレビでの取り組みに学ぶ」はこちら 枠ではなくコンテンツに投資しているネスレ 前回のコラムでは、テレビCM枠を番組と連動する形で活用していたリアル脱出ゲームTVの事例をご紹介しました。 その一方で、テレビCM枠に今まで通り大量の広告予算を投下し続けるのではなく、そのお金の一部をもっと企業の広告としても資産になりうるコンテンツの作成に投下した方が良いのではないか、という議論も増えてきていますので、今回はそちらに注目しましょう。 広告予算を、広告枠ではなくコンテンツに投資し始めているアプローチの代表的な事例の一つと言えるのが、ネスレ日本が手掛けているコンセプトシネマというアプローチでしょう。 ネスレでは、「ネスレシアター on YouTube」というプロの映画監督が制作する質の高い作品をYouTube上に無料で公開するという