国が「元本割れなし」を約束している個人向け国債には、「固定5年」「固定3年」の固定金利タイプと「変動10年」の変動金利タイプがある。松岡さんが勧めるのは10年満期の「変動10年」だ。 「変動10年は年0.05%の最低金利が保証されていて、半年ごとに適用利率が変わるため受取り利子のアップも期待できます。何年か後に進学を控えた子どもがいるという人には、狙い目じゃないでしょうか」 10年後、あるいはそれ以降を考えた場合、NISAなどの積み立て投資はどうなのだろう。 「資産を守ることを優先するなら、やはり変動10年が確実でしょうね。 50代以上で、老後の資金を少しでも増やしたいという人には、iDeCoを勧めます。ただし、iDeCoの投資信託ではなく定期預金のほうです。 iDeCoには運用益が非課税になることの他に、定期預金の掛け金が全額所得控除の対象になるというメリットがあります。年間を通して一定