写真は東京・足立区役所の移動図書館「きぼう号」と、草むらで本を読む子どもたち。撮影年は1966年4月と記録されています。 このような移動図書館が社宅やアパートによく来ていた記憶があります。読み終えた本を手に、次回の移動図書館の巡回を楽しみにしていました。 右の写真は三重県名張市で活躍した移動図書館「やまなみ号」、2008年の撮影です。車種は違いますが、トヨタ博物館の企画展「はたらく自動車」で数年前、名古屋市の移動図書館を一日取材したことがあります。 当時、名古屋市は2台の移動図書館の車両を持ち、市内120か所以上を巡回していました。1台に2500冊を載せ、3人のスタッフで、午前・午後で2~3か所を回ります。 多い時には1巡回で1000冊もの本を貸し出すとのこと。昼に本部に帰ると、大急ぎで午後の本を配架します。雨の日などは道路が渋滞して到着が遅れ、昼食をとる時間もないほどです。 市営アパート