鳥取県ゆかりの文学者について、その生涯や業績・作品の紹介をまとめた親しみやすい小冊子「郷土文学者シリーズ」。このたび新たに岩美町出身の俳人・阪本四方太を紹介する第9巻を発刊しました。 本名は阪本四方太(よもた)。夏目漱石や正岡子規との交流もあり、俳誌『ホトトギス』の選者としても活躍しました。幼少期の思い出をまとめた写生文「夢の如し」は、漱石に称賛されました。鳥取に近代俳句を導入した先駆者であり、鳥取の俳句グループ「卯の花会」を指導し、多くの優れた俳人を輩出しました。 また東京帝国大学の司書官を務める一方、日本文庫協会(現・日本図書館協会)の初代評議員としても活躍し、わが国の近代図書館の黎明期にすぐれた業績を残しました。 この小冊子は、鳥取県立図書館、県内各公共図書館で閲覧できますのでぜひご覧ください。また、御購入を希望される方に対しましては、以下の場所で販売しております(1部500円)。