仕事としてのスジは通した。あとはケンカだ。 毎日新聞の水曜日の夕刊に連載している「大月隆寛の無茶修行」でのインタヴュー原稿をめぐって本多勝一氏との間で起こったいざこざについて、“こちら側”から見た経緯をまず述べる。他人のケンカのいきさつをくどくど並べられても面白くないぞ、とお叱りを受けるかも知れないが、しかし、重要な問題だと思うのでここは伏してお願いする。ひとつ辛抱して読んでみていただきたい。その後で、本多氏に「名誉の著しい侵害」「そのまま掲載すれば訴訟する」とまで言われたもとの原稿、およびこのような経緯の後に手直しされた掲載原稿も併せてご紹介するので、それにもぜひ、眼を通していただきたい。 八月九日(月)毎日の担当記者が本多勝一氏宅へ電話し、企画について説明、インタヴューを申し込む。その際、企画の性格を説明。インタヴューの場合でも、表題のように多少無茶で挑戦的な質問をすることもあり得るこ