先週、台湾・台北市で開かれたアジア最大のコンピューター見本市「COMPUTEX TAIPEI(台北国際電脳展)」における話題の中心は、大方の予想通り急成長を続けるスマートフォン(スマホ)やタブレットでした。その一方で、これまで長らく中心的な存在だったパソコンは存在感が急落。主役の交代とビジネスの生態系の変化を強く印象づける展示会となりました。「COMPUTEX TAIPEI」では、米グーグルの基本ソフト(OS)「Android」を搭載したタブレットを中心に、膨大な数の民生機器や部品が発表されました。ただ、雑多なだけにポイントがつかみにくいかもしれません。今回は新たなトレンドの読み方を紹介します。筆者はポイントは3つだと思います。第1は、台湾エイサー(Acer=宏碁)と台湾エイスース(ASUS=華碩)という2大ブランド企業が新商品を順調に送り出すということ。第2は、パソコン産業は「やっぱり、