前原外相は16日、東京都内で講演し、環太平洋経済連携協定(TPP)への反対論が出ていることについて、「(TPPが)お化け、モンスターのように大きくなって、すべての社会的システムの平準化を求める仕組みに思われているのではないか。出来る限り情報公開し、どういった議論が行われているか伝えていかなくてはいけない」と述べ、TPPへの理解を求めていく考えを示した。 また、コンニャクイモが1706%の高関税に設定されていることに触れて「コンニャクの主要な産地は群馬県で、群馬はたくさんの首相が出ている」と語り、自民党政権の対応に問題があったとの認識を示した。自民党政権下では群馬県から福田赳夫、中曽根康弘、小渕恵三、福田康夫の各元首相を輩出している。