防衛省航空幕僚監部は9日、航空自衛隊百里基地(茨城県小美玉市)に所属するF15戦闘機から、筒状のアルミ製部品(直径約5センチ、長さ約25センチ、重さ約2キロ・グラム)が落下したと発表した。 落下場所は特定されておらず、被害の情報は寄せられていないという。 発表によると、F15は同日午後0時40分頃に離陸し、太平洋上で戦闘訓練を実施。午後1時30分頃に基地に戻った際の点検で、垂直尾翼の先端に尾翼の振動を抑えるために付いている部品がなくなっているのが見つかった。落下した場所が洋上か地上かは不明。同基地は、周辺自治体に通報した上で、基地内の捜索を実施したが、部品は発見されていない。 空自のF15では10月、小松基地(石川県小松市)所属の機体から燃料タンクが落下する事故が発生したばかり。