中国中部・河南(Henan)省周口(Zhoukou)市で、当局による墓地の農地化政策のために作られた墓地(2012年11月25日撮影)。(c)AFP 【2月22日 AFP】中国中部・河南省(Henan)で、農地拡大政策のために撤去された墓石をひそかに再建した住民たちが、当局に墓石の再撤去を命じられたと、中国紙が21日、報じた。 中国紙・南方都市報(Southern Metropolis Daily)によると、この地域では昨年、当局の農地拡大政策によって200万基の墓石が撤去されたが、これに怒った住民たちは、前週に終わった春節(旧正月、Lunar New Year)休暇を利用して、数十万の墓石を再建した。 中国文化には祖先を敬う風潮が深く根付いており、墓をきれいに保つための大々的な祭事を年に1度行う習慣もある。村民からの激しい反発を受けた当局は昨年11月、墓石の撤去作業を一時中断していた。