ワシントン(CNN) 米国防情報局(DIA)が北朝鮮の金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長について、少なくとも現時点では、完全な非核化を遂行する意図はないとの見解をまとめたことが3日までに分かった。DIAの内情に詳しい政権当局者が明らかにした。 別の当局者がCNNに語ったところによると、トランプ政権は北朝鮮に対し、非核化のプロセスを開始するために実行すべき具体的な作業項目を提示する計画だという。 北朝鮮に関するDIAの見解は現在、同意が得られるかどうか見極めるため、他の米情報機関の間で回覧されている。どのような情報を根拠にこうした結論に至ったのかは不明だが、DIAでは衛星画像や通信の傍受、工作員が収集した情報などを使って分析を行っている。 別の当局者によると、DIAは、金委員長が公の場ではある程度の非核化に同意しておきながら、実際には兵器やインフラを米国から隠すつもりだと見ているという