東北バイオ農業大学(岩手県)の研究チームは20日、中にレンコンのような空洞を持つ新種のダイコン「レンダイコン」の開発に成功したと発表した。大幅な軽量化によって、運搬や調理などさまざまな問題解決が期待できるという。 レンダイコンは、ダイコンにレンコンの遺伝子を導入して掛け合わせてできた新種の根菜。中身のつまったダイコンは、約1キロにもなるその重さから、運搬にかかる負担が大きく、また農業従事者の高齢化が進むにつれ、収穫の面からも、ダイコンやカボチャなど重量級野菜の軽量化は農業関係者にとって喫緊の課題となっていた。 レンコンの遺伝子を組み込んだレンダイコンは、内部にレンコン状の空洞を持つため、見た目を変えないまま、最大で62%の軽量化に成功した。普通のダイコンと同じ土壌で栽培できるため、価格も同程度になる見込み。 重量あたりの価格が上昇することから、会見では「実質的な値上げではないか」という質問
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