ブックマーク / igakuseikazu.hatenablog.com (12)

  • 弱者は誰か - 医学生かずの日記

    最近、弱者の声という言葉を耳にする機会が増えた。 ひろゆきの辺野古基地移設反対活動を揶揄するようなツイートに対して、「弱者の声を踏みにじる」だとか フェミニストたちの女性は弱者だっただとか、それに対抗する男性の「俺たちの方が弱者だ」とか 当にいろいろな文脈で目にするようになった。 そういう人たちを否定するつもりはないし、もちろん納得できる面もあるのだが 一方でそういう自分で声を発することのできる人たちの中に、当の弱者が紛れてしまっているのではないかという気もする。 例えば、小学校でなにかあった時に、周りの人が騒ぎ立て、学級会が開かれて表面的には解決を迎えるも、当人の考えや意見には全く触れられていないみたいな 気づいてもらえるほど声をあげてくれる存在というのは大事だが その声が大きくなりすぎて、あるいはいろいろなことが絡みすぎて、当事者の声が聞こえなくなっては末転倒だし 個々が声を発せ

    弱者は誰か - 医学生かずの日記
  • 勉強してた - 医学生かずの日記

    今日は勉強しかしてないから、学んだことでも書こうかな。 ATL(成人T細胞白血病)という、HTLV-1というウイルスに関連して発症する白血病があって、その白血病は症状として高Ca血症を高頻度に合併するのだが なぜ高Ca血症を合併するのかと思って調べたところ、PTHrPという副甲状腺ホルモンPTHに似た構造を持つ物質がATL細胞から放出されるためらしい。 (というかよく勉強している賢い方々は、常識では?なんて思われるかもしれないが、まあ許してほしい。) PTHrPの一部分がパラトルモンと非常に似ていて、勝手に腎や骨の受容体に結合してしまうそうだ。 ホルモンを分泌する癌は他にも色々あるのだが、というか癌というのがそもそも体の細胞が異常増殖することで発生するから当然と言えば当然なのだが 癌による物理的な影響以外にも体に悪影響を及ぼすので、厄介以外の何物でもないな。 まあでも、全くサインを出さずに

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  • 生きがい - 医学生かずの日記

    テスト前、更には国試前、仕事開始前で近頃気持ちが落ち込みがちなのだが、そんな僕の生きがいとなっているのが、米津玄師さんのライブである。 脊オパ、幻のHYPEに続き3回目の参戦であるが、楽しみな気持ちは全く変わらない。 とにかく姿を見られるのが楽しみだし、歌声を聞くのも楽しみだし、曲に合わせて手を振ったり叩いたりするのも楽しみだ。 ライブというのは当に楽しい。 全員がファンだし、全員が楽しんでいるし、曲に合わせて全員が一つになれる。 初めて参加した時は一人だったし当に怖かった。 寒い中ライブグッズを買いに二時間並んで、誰も知り合いがいない中、余った時間ひたすら携帯を見て過ごした。 居住地からも遠く離れた土地だったし、一時は当に心細くて帰りたくなったが、いざ会場に入るとその素晴らしさに全て吹き飛ばされた。 全て楽しい思い出になった。 今年も一人での参戦であるが、不安は全くない。 気合い入

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  • 灯篭流し、前から撮るか横から撮るか - 医学生かずの日記

    今日は何を書くかと考えていたところ、お題メーカーの存在を思い出したので、せっかくだから使ってみることにした。 前に一度見かけてからずっと使ってみたかったのだ。 何が出るのかワクワクしながら引いてみたところ なんと「真夜中に駆ける灯篭流し」 難しいな~と思いつつ考えてみると、いつの間にかどう写真を撮るかばかり考えている自分に気付く。 どこからどのように撮るか、どういう画を狙うか、登場人物はどうするかなどなど この前友人と話していて気付かされたことなのだが、どうやら自分には情景を思い描く場合に、同時にカメラアングルを考える癖があるようだ。 思えば、生まれてから1/3はカメラにはまっていたし、きれいな景色のほとんどはカメラと共に見ているのだから、そうなるのも納得できるが 半分嬉しく半分悔しい。 カメラが自分の一部となっている嬉しさと、カメラにきれいな景色を取られている悔しさ いつか僕から持って行

    灯篭流し、前から撮るか横から撮るか - 医学生かずの日記
  • 国家試験まで4か月 - 医学生かずの日記

    なんだかんだ言っても、国試まで後4か月しかないことに、最近気づいてしまった。 昔は6年生にもなれば、1年中国試に怯えて勉強しているだろうと考えていたが、実際になってみるとそんなこともない。 まあマッチングまでは必死に勉強しており、その貯金が少しあるという個人的な理由もあるが 遊びに行ったり、旅行に行ったり、なんだかんだみんなも楽しんでいる気がする。 でもここで、社会の一員になる直前、最後の青春を味わい尽くすかのように…とか書き始めると、またいつものように徒然なるままに悩みを綴った文章になってしまいそうなので 今日は今何の勉強をしているかについて大人しく書くことにする。 幸か不幸か、僕の通う大学では近々卒業判定の試験があるので、今はそのための勉強に励んでいる。 とりあえず1日3~5時間位は公衆衛生の動画講義を見つつ、QBの1周目問題を解き 暇な時間にプログラミングの練習をしたり、屋に行った

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  • 幸せになるには - 医学生かずの日記

    僕は今幸せだと思っている。 やりたいことができているし、勉強も嫌いではないし、程よく働いて遊びに行けるだけのお金は稼げている。 将来は労働としては厳しくても安定するだろうし、特に心配すべきことは今のところない。 一方で不幸せかもしれないとも思う。 自分の一番好きな分野での仕事かと言われると違う気もするし、やりたいことができるのは後数か月といったところだし、そもそもやりたいことを全てするにはお金が全く足りない。 こんな時にはマザーテレサの「思考は運命を変える」という名言を思い出す。(※マザーテレサの言葉ではないという説もある) 思い出して、幸せと思う方が幸せになれるのだと自分自身に言い聞かせる。 ・・・考えていることを書くと、大体病んでいるのかと心配されそうな文章になるので、明日は勉強のことでも書こうかな。

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  • 婚活中のOL気分 - 医学生かずの日記

    最近医学生かずの呟きの方の調子がいい。 こちらとの相乗効果のおかげか、はたまた記事の更新を再開したからかはわからないが、以前より多くの人に見てもらえている。 このままちょっとずつ有名になって、案件が色々来て、いい感じに人生進んだらな、米津玄師さんともお仕事出来たらな、なんて時折夢想するが、まあ現実はそれほど甘くはない。 グループで出るコンペティションでプレゼンのライターをやって賞を取ったり、毎日いい感じの文章を書いたりと、頑張っているんだけどもな サイトも毎日100人見てくれてるし、昨年は大きめのお仕事もしていたのにな 医学の勉強もそこそこできるし、プログラミングもちょっと触りはじめたし、写真もうまいし、いい人材だと思うんだけどな 色んな経験をすればするほど、世の中はほんとうに広くて、自分が虫けらみたいな存在であることを実感してしまう。 思い切って、気になるところ、面白そうなところにアタッ

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  • 台風 - 医学生かずの日記

    台風一過のきれいな青空が広がっている。 この時期になると、毎年1つか2つ大きい台風が来て、その度に何かしら被害が出ており、やはり自然の力にはまだまだ勝てないことを痛感する。 大切にしてきたものが破壊される悔しさは相当のものだろうし、ましてや大切な人であれば、と考えて胸が痛む。 一方で来なければいいというものでもない。 水不足の解消や、生態系の程よい攪乱といったメリットもある。 昔は川が氾濫することによって、土の養分が補充され、次のシーズンの豊作につながっていたという話もあり、今よりもっと必要なものだったのだろう。 このように、何事もバランスの上に成り立っていたのだが 過去の絶妙なバランスが崩れつつある、または崩れてしまったのが今の世の中だと思う。 物事を善と悪のどちらかでしか考えられない人が増え、あらゆる面で両極端な議論が目立つようになってしまった。 何事も、プラス面とマイナス面が共存して

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  • 翌朝 - 医学生かずの日記

    昨日は酒を飲んだ後で日記を書いた。 一度自分の文章がどんな風になるのかを見てみたかったのだ。 で、さっき読み返してみたのだが、意外とまともな文章を書いている。 前半少しばかり、文章の方向性に迷った跡もみられるが 後の方になると方向性が定まって、最終的にはまとまりのある文章になっていると思う。 時間が経つ間に酔いが醒めたのも関係しているのかもしれない。 ところで、この日記はまずテーマを定め、適当に書き始め、自分の考えが向かった先に着地点を求める、いわばパラグライダー(※)のような方法で書いている。 昨日の文章と記憶を照らし合わせて考えてみると、酔っているとどうも着地点が見えなくなるようだ。 どこをどういう風に飛んでいるのか、自分がどこから飛んできたのか 少し飛ぶたびに自分のいる位置を見失い、今思い返せば、まるで霧の中を飛んでいるかのようだった。 何回も自分が通った形跡を書き直し、書き直しきれ

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  • 焦り - 医学生かずの日記

    OSCEの試験が迫り、非常に焦る。 焦るとかえって物事が手につかなくなる。 とりあえず参考書を流し読みしてみたり、ブログを書こうとしてみたり 携帯に通知が来るとすぐに開き、ちょっと見て我に返り、余計な時間を使ってしまったと後悔する。 勉強を事前にやる意義はここにあるのだと思う。 一部の心臓に毛が生えているような人間を除き、多くの人は直前になると焦るのだ。 落ち着いて勉強すれば受かるだろうと考えていても、そして、当にその程度の試験であったとしても、落ち着いて勉強することが困難になるのだ。 だから、直前になって焦ってうまく勉強できなかった経験のある人は、事前に勉強するタイプに早いこと切り替えておいた方がいい。 後悔している先輩からの忠告である。

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  • 深夜 - 医学生かずの日記

    午前1時10分 (※) 医学生かずの記事をほぼほぼ書き上げたが、昼寝したせいかまだ眠くない。 最近こんな日々が続いている。 遅く寝ると遅く起きることになり、必然的にQOLが下がる。 分かってはいるのだが、まあ眠くないものは仕方がないと割り切っている。 筋トレをしながら、YouTubeを見ながら考える。 この先どう生きていくべきなのか どうやったら楽しく生きられるか せっかく培った文章力や、ブログ・日記の影響力を無駄にはしたくない。 流行りのプログラミングやAIの分野にも触れてみたいし、お金の勉強もしたい。 色々な力が試される分野で仕事をしてみたいが、まずは下積みからだろうし、専門医を取ってから改めて下積みを始めるのは、流石に年齢的にも収入的にも厳しい。 意外とこの先の道が限られていることを思い知る。 改めて思うが、バックアップがないと大きく道を踏み外すのは難しい。 ましてや家族の思いや、他

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  • 本物 - 医学生かずの日記

    昨日フェルメールの「窓辺で手紙を読む女」を見に行った。 まさか美術館に入るために並ぶとは思わなかったが、いざ絵を目の前にすると、並ぶだけの価値はあると感じた。 迫力があった。 色合い、繊細さ、光の加減、全てが完璧でバランスが取れた絵だと感じた。 今後絵と言われた時に、頭の中で真っ先に思い描くのはあの絵になるだろうというくらい感銘を受けた。 正直、見に行くまで全くフェルメールの絵に興味はなく、またよく見る修復前の絵を見てこれがふぇるめーる?なんて思っていたが そんな懐疑的な考えを一瞬で吹き飛ばすほどには、やはり素晴らしかった。 解説を見てみると、ちょうど昨年修復が終わったそうである。 道理であんなに普通の絵に見えていたわけだ。 他の絵も修復された状態で見てみたいと思った。 まあ、どれだけ長く書いたところで、僕の言葉では到底語りつくせないほど美しいので、ぜひ見に行ってみてほしい。

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