文部科学省は20日、小中高に通う女子生徒が水泳の授業で着用するスクール水着を段階的に廃止するよう、各都道府県の教育委員会に通達した。同省では世界的に高まる児童ポルノ厳罰化の観点から、現行のスクール水着は肌の露出の点で不適切と判断。小学生は来年度から廃止、中高生についても遅くとも平成25年度までに全廃する。スクール水着のデザイン変更はこれで6度目。 文科省の木村勤事務次官が明らかにした。現在使用されている紺(黒)単色のスクール水着は女子生徒の肌の露出が大きいため、「変態丼」など性欲を喚起する道具として扱われるケースが後を絶たず、かねてよりPTAや男女同権論者から問題視されてきた経緯がある。文科省では逐次露出性を低くしたデザインに変更してきたが、昨今児童ポルノに対する規制と厳罰化が進んでいることも考慮し、現行のスクール水着の段階的廃止を決定、各都道府県の教育委員会に通達した。 現在使われている