電通が最近発表した数字によれば、昨年のネット広告は前年比3割増の3630億円で3887億円(1.5%減)の雑誌に迫る勢いだという。ちなみにこの金額はすでにラジオの2倍以上に達している。 最初から脇道にそれてしまうが、しかしながら私はラジオという媒体の現状、あるいは将来は決して捨てたものではないと思っている。なぜならネットとの親和性が紙媒体よりはるかに高いからだ。また、ラジオには災害時における緊急放送、あるいは平常時でも常に交通情報を流しているなど社会的インフラの側面を強く持っている。 しかもこのブログでも少し触れているが、現在のラジオ番組は(私の聴いているのは主にTBSだが)ジャーナルの観点から見ても、テレビ、新聞、雑誌に比べてきわめて真っ当である(さらに脇道にそれてしまうが、田中康夫前長野県知事の書類送検報道はとくにテレビ、新聞において、実は前知事送検の根拠となった証言を証言者自身が覆し