2016 - 08 - 28 20XX年のビーンボール(※ネタ記事) コメディー 僕はバッターボックスに立った。 スタンドからは罵声混じりの声援が聞こえる。 「やれやれ。悪くない。」 時は20XX年。 夏の甲子園 。 僕達、春日部トレンディ―高校は 決勝戦まで駒を進めた。 僕が野球を始めたのは10歳の時。 野球人生としては始めるのが遅かったかもしれない。 だけれども、 メジャーリーグ でイ〇ローが 3000本安打 を 達成した時の高揚感が忘れられなかった。 物心がついた時に与えられた遊び道具は プラスティック・バッドだった。 父は僕によくいったものだ。 「お前のスイングには人を幸せにする力がある。 一生、素振りをし続けなさい。」 その言葉を信じて一日1000回の素振りを 欠かした事は無い。 雨の日も風の日もだ。 そして、僕は今この舞台に 立っている。 ピッチャーが振りかぶって球を投げてきた