バングラデシュ首都ダッカ(Dhaka)から200キロほど離れたナレイル(Narail)で、漁師から餌をもらうカワウソたち(2014年3月11日撮影)。(c)AFP/Munir uz ZAMAN 【3月24日 AFP】バングラデシュ南部に広がる世界最大のマングローブ林、シュンドルボン(Sundarbans)の水辺では、カワウソたちが漁船のすぐそばでにぎやかに鳴きながら円を描くように泳ぐ姿を見ることができる。伝統のカワウソ漁だ。 漁師が岸近くの水中に網を下すと、カワウソたちが次々と川に飛び込んでいく。ただ、カワウソの仕事は魚を取ることではない。マングローブの根元などに隠れた魚やエビ、カニなどを発見し、網まで追い込むのだ。それを、船の上で待ち構えていた漁師が引き上げる。 漁は通常、夜間に行われ、1晩の漁獲量は4~12キロほどになる。アジア各地でおよそ100年続く漁法だが、現在ではバングラデシュで
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