群馬県伊勢崎市立第三中学校(生徒約650人)のバドミントン部の保護者が、練習場所を確保するため毎月1回、夜通し並んで市民体育館の予約取りをしている。他の室内運動部に比べて創部が遅かったバド部は、平日に学校の体育館を使えないからだ。子供のためとはいえ、保護者には負担が大きく、学校体育館の利用時間の調整などをしていない学校側の配慮不足を指摘する声も出ている。 同校などによると、バド部の部員は、男女40人余り。約30年前の創部以来、学校の体育館は、より歴史のある部が優先的に使用し、土日しか使えないバド部は、主に市民体育館で利用料を払って練習している。 しかし近年、市民体育館でも地元のスポーツ団体などと競合するケースが増加。月に1度の先着順の利用予約日にコートを確実に押さえようと、保護者が約3年前、未明や早朝から交代で待つことを決めた。現在は、前日の午後11時頃から3人が交代で並んでおり、一部の保