主催するのはソフト開発会社のHOWS(ハウズ)。2005年設立、社員約20人の新興企業ながら、ウェブブラウザー上でスムーズにアプリケーションを操作できる技術「Ajax(エイジャックス)」の分野で、先進的な技術と多くの実績を誇る企業だ。同社が社員向けに始めたAjaxの講習会に、2006年後半から顧客企業などが社員を送り込むようになった。 Ajaxの講習会とはいいながら、技術に関する講義やプログラミングの実習などはほとんどない。講師を務める庄司渉副社長が「雑談」をしながら、参加者を巻き込んでいく。冒頭のように「恥ずかしい体験」を参加者に語らせたり、毎週1人ずつ手品を覚えて発表させたり。時には全員でカラオケに行ったり、映画やお笑いのビデオを見たりすることもある。「社員を派遣している企業の上司や人事部が知ったら、目を回すかもしれない」と庄司副社長は笑う。 「コミュニケーション下手」を克服 しかし参