論理性や分かりやすさ採点 文章や図表などを正確に理解し、自分の考えをまとめて表現する「言語力」をためす検定が、今秋スタートする。 言語力は、国際学力調査などで課題として指摘され、新学習指導要領でも重点を置いている。識者らは検定が教育界に与える影響に注目している。 検定を行うのは、読書活動を推進している文部科学省所管の財団法人「文字・活字文化推進機構」。小学3、4年レベルを想定した6級から、大学卒業以上を目安にした1級の6段階に分かれる。今秋に中学・高校レベルを想定した3、4級の検定から始める。 問題は小説、エッセーなどの文学、数学や物理、化学などの論文、政治や経済など社会問題を扱った論評の3分野。こうした文章に加え、グラフや地図、ポスターなども読み、正確な読解と思考力を試した上、文章を書かせて表現力をみる。 中高生対象の3、4級レベルについて、同機構は想定問題を公表した。二酸化炭素などの「