全国の知的障害児を対象とした特別支援学校の児童生徒が年々増加し、この15年間で倍増、平成21年度には10万人を突破する見通しとなっていることが19日、文部科学省の調査で分かった。近く21年度分の調査結果がまとまる。少子化傾向が進んでいるにもかかわらず、特別支援学校の児童生徒が急速に増え続けていることについて、文科省は「軽度発達障害の児童生徒の通学が増えたためではないか」などと分析している。 調査によると、平成20年度に全国の特別支援学校(1026校)に通う児童生徒のうち、知的障害児は9万6924人。現在21年度調査が進められており、傾向などから10万人を超える見通しとなっている。