今朝方、ツイッターから見える世間を眺めていると、「アメリカ/米国不動産投資日記」というブログの「東横線沿線の高校生は裕福? 日本でも所得別住み分けが進行中?」(参照)というエントリーのリンクが目に付いた。それだけ見ても、だいたいエントリー内容は想像できるが、リンク先を開いて読んでみようと思ったのは、その想像の確認ではなく、もしかして、という思いがあったからだ。 もしかしてというのは、世帯の所得格差の考察において、夫婦共稼ぎの要因を考慮に入れてないんじゃないか、という思いともう一つの思いである。 リンク先を開いて該当エントリーを読むと、男女間の人口比は考慮されているが、夫婦共稼ぎの要因はさほど考慮されていなかった。もちろん、それゆえにその考察が間違っていると言いたいわけでは全然ない。おそらく、このエントリーのような考察においては、「夫婦共稼ぎによる世帯所得の要因に地域差はない」という前提が含
教員は「教える」ことを業とする専門職ですが,教授活動が効果を上げるためには,児童・生徒との良好な人間関係を築くことが前提条件となります。 この点については,教育課程の国家基準である学習指導要領でもいわれており,「日ごろから学級経営の充実を図り,教師と児童(生徒)の信頼関係」を育てることとされています(総則)。 しかるに,法や政府文書に書かれていることは理想であって,現実はそれと食い違っていることがしばしばです。意地の悪い私は,後者のほうに目を向けたくなります。国際データをもとに,わが国の教員・生徒関係の良好度を診てみようと思います。 OECDは,3年間隔で国際学力調査PISAを実施しています。対象は,各国の15歳の生徒です。日本では,高校1年生が回答しています。 PISA2009の生徒質問紙調査のQ30では,「あなたの学校の先生について,どのように思っているか」と問い,以下の5つの事項につ
大阪の事件を受けて,体罰が社会問題化しています。しかし問題は通底しているといいますか,教員の体罰が大々的に取り沙汰されるのは初めてではありません。 新聞記事データベース『聞蔵』や『ヨミダス歴史館』にて,「体罰」ないしは「教員*打つ」という語を入れてみると,結構な数の記事が引っ掛かります。昔の記事として,以下のようなものがありました。 上は1927(昭和2)年5月30日の読売新聞,下は1952(昭和27)年12月19日の朝日新聞の記事です。教員の体罰に対する異議申し立てがなされ,体罰が子どもにいかに悪影響を与えるかについて,識者が解説しています。ほう。今とそっくりですね。 では,具体的にどういう体罰事件が起きていたのでしょう。時代を少し上がりますが,3件紹介します。子どもが死に至った事件が2件,発狂した事件が1件です。 上は1916(大正5)年5月9日,中は1924(大正13)年8月17日,
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