プレゼントありがとうございます。 自殺について (角川ソフィア文庫) 先日、「誕生日に何かください」と言ったら、たくさんのプレゼントが届いた。あまりの数の多さに自分でもびっくりしている。これだけ本があれば今月は自分で買わなくても済むだろう。感謝! 今日はその中から一冊を紹介する。ショーペンハウエルの『自殺について』だ。送り主は残念ながら分からない。ここ一週間ほどはてなブログでは自殺が話題になっていて、ちょっとした火もあがっている。ぼや騒ぎ。 本の構成は二部に分かれているが、書かれている内容は似通っている。ただ、この文章はかなりの時間をかけて書き上げられている。巻末の解説によると、第一部は「一八一〇年より一八六〇年にわたって折にふれて書かれたもの」で、第二部は「一八五〇年に完成」されたものらしい。自殺というテーマはとても重く、著者も時間をかけてあれこれ考えたようだ。 読んでみるとわけが分から