「カスタマイズ」という言葉を様々な場面で耳にするようになった。パソコンのオーダー、携帯電話カバー、金融デリバティブ、サンドイッチ、住宅、車・バイク・・・ 本当に多岐にわたり顧客のニーズを多く組み込むこの方式が活用されている。これは販売側から顧客が求めるものを考えて提示するパッケージ提案販売に対して、顧客が積極的に欲しいものを考えて購入を検討するという顧客主導型の購買活動が増えてきているとも見れる。販売側は、顧客(マーケット)が何を求めているのかを研究することも可能となり、一種のマーケティングとしての役割も考えられると思う。 販売・営業の立場から売上を増やすという観点でこの「カスタマイズ」販売方式を考えると、方法は①販売数を増やす ②販売単価を上げる のいずれかの作戦になる。もちろん、両方を改善させるのがベストであるが、いわゆる薄利多売と言うのは販売機会を増やす為のコストがかさむ割には売上が