独立系半導体ナノエレクトロニクス研究機関であるベルギーimecは6月22~24日に独ミュンヘンで開催された太陽光発電技術専門見本市「Intersolar Europe」併催の技術コンファレンスにて、高効率の「BiPERT(Bifacial Passivated Emitter,Rear Totally-diffused:表裏両面受光・N型不動態化エミッタ・リア・トータル拡散)太陽電池」を発表した(図1)。 今回、裏面変換効率を表面変換効率にほぼ等しくなるまで向上させることができたため、今後、このタイプのセルで作られた太陽光発電(PV)モジュールのエネルギー収量を大きく向上させる可能性が出てきたとimecは主張している。 両面受光型太陽電池は、パネルの前面側に入射する光だけでなく、周辺からの反射などでパネルの裏側に到達する光も捕捉する。さらに、低入射角の日の出や日没の光も補足できるので、一般