出会い系サイトの規制が強化され、子どものケータイのフィルタリングが義務化されるなど、子どもを守る環境は徐々に築かれつつある。今回は、警察庁の調査から、非出会い系サイトでの被害の実態を検証する。 2010年10月28日に、警察庁が「非出会い系サイトに起因する児童被害の事犯に係る調査分析について」(PDF)という資料を公開した。いわゆる「出会い系サイト」には厳しい規制が課せられることになった結果、児童被害の割合は減少してきた。その代わりに、「非出会い系」と分類されるSNSやコミュニティサイトでの被害事例が増加している。今回の資料は、この非出会い系サイトでの被害者と被疑者の傾向を分析したものである。 今回は上記資料を開いた上でお読みいただくと分かりやすいだろう。概要を簡単にまとめると、まず実際に福祉犯罪被害にあった児童の9割が、ケータイのフィルタリングに加入していなかった。しかしこれをそのままひ
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