25日付朝日新聞で、「神話の陰に 福島原発40年」というシリーズ記事が始まった。初回の今日は、「原子力村は伏魔殿」という記事で、経済記者の小森敦司が書いている。小森記者は、5月20日付の同紙コラム「記者有論」で、「『毒まんじゅう』やめたい」というタイトルで、田中角栄首相・中曽根康弘通産相の時代に制定された「電源三法」を批判した記者だ。コラム中で、福島大学の清水修二副学長が電源三法交付金の廃止を訴えたコメントを紹介し、日本とアメリカ、モンゴルが共同して使用済み核燃料の貯蔵・処分施設をモンゴルに建設する構想*1も、電源三法交付金の構図の延長だと喝破した。蛇足だが、田中角栄の愛弟子である小沢一郎が「電源三法」に言及したという話は聞いたことがない。 今朝の記事では、特に3面に掲載された発送電分離に関する文章が読ませる。菅政権が言い出して議論になっているこの件だが、かつて90年代から2000年代初頭