京都大など4大学の入試問題がインターネット質問掲示板に投稿された事件で、京都府警に偽計業務妨害容疑で逮捕された男子予備校生(19)が調べに、「生活が苦しいため母親に迷惑をかけられず、どうしても京大に合格したかった」と供述していることがわかった。 一方で、「掲示板への投稿の練習を繰り返し、受験前からカンニングをしようと思っていた。悪いこととはわかっていた」とも供述しているという。 捜査関係者によると、予備校生は山形県の県立高3年だった一昨年秋に父親を亡くし、現役で受験した大学はすべて不合格だった。昨春からは、介護関係の仕事をする母親と暮らしていた実家を離れ、仙台市内の大手予備校「河合塾」仙台校で学んでいた。