マクセルは7月17日、新開発のダイナミック型ドライバーを採用したカナル型イヤフォン「Graphene」(グラフェン)を発表した。グラフェンコート振動板を業界で初めて採用し、「高精細なハイレゾリューションオーディオ」を余すことなく再現する」という。 グラフェンは、炭素原子が蜂の巣(ハニカム状)に結合したシートのことだ。原子1個分の厚みしか持たず非常に薄くて軽いほか、原子間の共有結合が非常に強く、強じんでしなやか。引っ張り強度はダイヤモンドよりも高く、また熱伝導率や電気伝導率の高さも手伝って新素材として注目されている。鉛筆の芯でお馴染みの黒鉛(グラファイト)は、グラフェンが積層したものだが、人の手でグラフェンを作成できるようになったのは21世紀に入ってからだ。 可聴帯域を大幅に超える7万Hzまで再生 マクセルでは、このグラフェンを振動板の表面加工に応用。これに軽量なCCAW(Copper-Cl
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