キリン(東京都中野区、磯崎功典社長、03・6837・7001)の健康技術研究所は24日、ビール原料である熟成ホップのエキスに体脂肪を低減する効果があることを確認し、量産技術を確立したと発表した。飲んでも太りにくいビールの実現などに道を開く。低迷が続くビール市場を活性化する起爆剤となるか。(編集委員・嶋田歩) 【世界で初の確認】 キリンは熟成させたホップに体の脂肪を減らす効果があることを、世界で初めて確認したとしている。成人の男女200人を2グループに分け、熟成ホップエキスを含む飲料と同エキスを含まないプラセボ(偽)飲料を12週間、毎日飲み続けてもらった。飲料摂取前と期間中、終了後に内臓脂肪の面積をCTスキャンで測定した。 熟成ホップエキスを飲んだグループはそうでないグループと比べて、脂肪の面積や体脂肪率が低下する傾向が確認できたという。摂取終了後の内臓脂肪の面積減少はホップエキスを摂取した
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