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プロレス、総合格闘技などで活躍した“平成の借金王”安田忠夫が、来年2月4日に後楽園ホールで引退興行を開催することを発表した。 大相撲の小結からプロレスラーに転向した安田は、1993年に新日本プロレスに入門し、2002年にはIWGPヘビー級王座を獲得。2001年には総合格闘技デビューし、その年の大みそか「INOKI BOM−BA−YE 2001」ではメーンイベントでジェロム・レ・バンナから大金星を挙げ大ブレークしたが、ギャンブル好きが直らず借金を重ね、07年10月には、都内の自宅で練炭自殺を図り救急車で搬送されるなど、トラブルが絶えなかった。 「日本にいると、ギャンブルの誘惑が多く、ろくなことにならないので、海外で相撲を教えたいと思っています」と、引退後はブラジルに渡り、現地で相撲を教えることを決意した安田だが、現在、無一文ということで「ご存じのように金がありません。少しでもお金を作って
横浜F・マリノスのホームスタジアム、日産スタジアムはブーイングに包まれ、サポーター席からは1人の選手の名前がコールされていた。 2010年シーズンを戦い終え、木村和司監督や嘉悦朗社長がサポーターに向けて挨拶を行なった最終戦のセレモニーは異様な光景となった。 サポーターたちの叫び声によって挨拶の言葉はかき消されていった。 彼らは8位で終戦した今季の成績に、悲しみと怒りの声を挙げていたわけではない。松田直樹を筆頭に山瀬功治、清水範久、坂田大輔、河合竜二といったマリノスを長年支えてきた選手たちが次々と来季の契約非更新を伝えられてクラブを去ることになった事態を嘆くとともに、クラブ側の対処を激しく責めていたのだ。 1995年から16年にもわたってマリノス一筋でプレーし、マリノスが獲得したすべてのタイトルを経験した“ミスターマリノス”こと松田直樹は、唇を震わせ、目を真っ赤にしながら自分に向けられたエン
2010年12月07日08:30 カテゴリ経済 専業主婦という浪費 毎年、税制改正のたびにもめている所得税の配偶者控除の縮小が、また見送りになるようだ。これは年収103万円以下の配偶者のいる世帯主の所得を控除する専業主婦優遇策であり、労働人口が急速に減少する日本で、貴重な労働力である女性の就労をさまたげる逆インセンティブになっている。 Economist誌も指摘するように、日本の女性の労働参加率は先進国でもっとも低く、賃金格差は最大だ。この原因は、総合職の女性がいったん結婚退職すると、次に就労するときはパートしかないからだ。「ワーキングプア」と呼ばれる非正社員の大部分は、こうした主婦のパートである。 こうした硬直的な雇用慣行が、少子化の原因になっている。子供一人あたりの養育コストは1300万円程度だが、八代尚宏氏も指摘するように、最大のコストは出産退職の機会費用である。平均的な大卒女性が定
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