「平成ドラマは、木村拓哉さん抜きには語れないと思いますね」 と指摘するのは、ドラマに精通するライターの田幸和歌子さん。その言葉を裏づけるかのように、キムタクは、平成の高視聴率ドラマトップ30に7本も主演作をランクインさせている。 “キムタク”がずらり!平成の高視聴率ドラマTOP30 ゴールデンタイムの連ドラ初出演作は『あすなろ白書』('93年)で、3番手という役どころだった。 「いきなり主役ではなく、まずは脇のおいしい役で注目させる段階を踏んだ。うまい戦略です」(田幸さん、以下同) 以降、『ロングバケーション』('96年)、『ラブジェネレーション』('97年)など、主演作が軒並み視聴率30%超えの大ヒット。 「『ビューティフルライフ』で41・3%とピークを迎えた'00年に、木村さんは結婚。以後、恋愛ドラマをやらなくなりました」 翌'01年からお仕事ドラマのキムタクが始まる。『HERO』だ。