愛知県警岡崎署の留置場で男性(43)が勾留中に死亡した事件で、署員の一部が床にこぼれた水を飲むよう男性に指示した疑いがあることが23日、捜査関係者への取材で分かった。男性が収容されていた保護室の監視カメラに、署員が床を指さす様子が写っていた。弁当を出す際、食事をふたにひっくり返して提供した疑いがあることも判明。県警は特別公務員暴行陵虐容疑で署員らから一連の行動の経緯や理由を聴いている。 捜査関係者によると、署員はコップに入った水を男性に提供したが、何らかの理由で保護室の床にこぼれ、直後、床に広がった水を指さした。飲むよう促したとみられる。