ダイエットをしたことがある人なら誰でも、減量するための一般的な方法は摂取カロリーの量を減らすことだと知っている。 しかし、米医学誌『JAMA』に先日掲載された研究はこの概念を覆すかもしれない。同研究では、添加砂糖、精製穀物、加工度の高い食品を減らす一方で、カロリーや量を気にせずに野菜と自然食をたくさん摂取すると、1年間で大幅に体重が減ったという。 大事なのは食事の量ではなく、質 この結果が表れたのは、脂肪が少ない食事もしくは炭水化物の少ない食事を中心に摂った人々だ。そして彼らの減量の成功は、遺伝的特徴や炭水化物を摂取した際のインスリンの分泌反応の影響を受けないとみられることがわかった。 このことは、DNA構成、もしくは炭水化物や脂肪に対する耐性によって異なる食事法が推奨されるべきという考えに、疑問を投げかけるものだ。そして、食事の量ではなく質が、長期的に見て最も簡単に体重の減少や管理に効果