エース高梨沙羅(20=クラレ)が、節目のW杯50勝を逃した。 1回目で93・0メートルの2位、2回目で98・0メートルで249・8点で2位に終わり、5戦連続勝ちなしとなった。 競技を終えた高梨は「まだ自分の調子を取り戻せていないが、今できる限りのことはできた。1本目はRでGを感じることができず、タイミングが合っていなかったが、2本目はそれをしっかり修正してできた。アプローチもだが、テイクオフから全体的に一連の動作でつなげられるようにしたい。2本目は明日につながるジャンプができた」と話した。 高梨は1月8日のオーベルストドルフ大会で今季5勝目、通算49勝目をマークしているが、その後は足踏みが続いている。 1回目でトップに立ったマーレン・ルンビー(ノルウェー)が逃げ切り259・0点で今季3勝目。 日本勢では伊藤有希(土屋ホーム)は238・5点で3位に入った。