ブロマイドは、臭化銀を用いた写真用印画紙、またはその印画紙に焼き付けた写真のこと[1]。さらに、スター(「スタア」。人気の俳優、歌手、スポーツ選手など)のはがき大の肖像写真(ポートレート)のこと[2]。 田沼武能「プロマイド屋」(1954年) 本来の英語の「Bromide」はあくまで臭化物を指す語だが、日本では「ブロマイド」がw:Bromide paper(臭化銀(シルバー・ブロマイド)を感光剤として用いた印画紙)を指す和製英語となり、さらに転じてその印画紙に焼き付けたスターの肖像写真も指すようになった。印画紙に焼き付けた肖像写真に限っては、独特の造語で「プロマイド」とも呼ばれる(つまり肖像写真に限っては、ぱぴぷぺぽ(半濁音)の「ぷ」で始まる呼びかたもある)(⇒#呼称について)。 概要・エピソード[編集] 日本では江戸時代には、(木版画の技術で制作された)「役者絵」「相撲絵」などといった浮