鹿児島県と宮崎県の県境にある霧島連山の新燃岳で、5日午前4時前に起きた噴火について、気象庁が気象衛星のデータを詳しく分析した結果、噴煙が一連の噴火活動で最も高い8000メートルまで上がったと推定されることがわかりました。 その後も断続的に噴火が発生し、午前3時45分ごろからの数分間には、噴煙の量がさらに増え、火口から2500メートルの高さまで上がり、雲に入りました。 この噴煙について、気象庁が気象衛星「ひまわり」のデータを詳しく分析した結果、一連の噴火活動で最も高い火口から8000メートルまで上がったと推定されることがわかりました。 噴火は、午前7時15分ごろには停止したと見られますが、その後、気象庁が行った上空からの観測などから、新燃岳の北側や東側に位置する宮崎県と熊本県の広い範囲で、火山灰が降ったのが確認されました。 気象庁は、新燃岳では今後も同じ規模の噴火が発生する可能性があるとして