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ブックマーク / jp.ign.com (59)

  • 『ザ・ボーイズ』のショーランナー、ホームランダーを英雄視する視聴者には「お手上げ」だと語る

    『ザ・ボーイズ』シーズン4の配信まであと1週間を切ったが、作のショーランナーが先を見越して意見を述べた。 ショーランナーのエリック・クリプキはThe Hollywood Reporterのインタビューで、ホームランダーを英雄視し、最近のシーズンで作が一気に”woke”(差別など社会的な問題に対する意識が高い)な作品になったことを批判するファンに反応した。 「この作品を”woke”なドラマだとか言う人はそれで別に構いません。どうぞほかの番組を観てください。でも僕は今やっていることに対して手加減するつもりはありませんし、謝ることもしません」とクリプキは言う。 「このドラマを観ている人のなかにはホームランダーを英雄だと思っている人もいます。どう思いますか? このドラマはいろいろな要素を持っていますが、繊細さはそこに含まれていません。ドラマを観て、これが伝えたいメッセージだと思ったなら、もう僕

    『ザ・ボーイズ』のショーランナー、ホームランダーを英雄視する視聴者には「お手上げ」だと語る
  • スト決行の米俳優組合、俳優とAIについてハリウッドのスタジオから行われた衝撃的な提案内容を明かす

    SAG-AFTRA(米映画俳優組合)が正式にストライキの決行を発表し、俳優たちが契約交渉において特に懸念している問題について、日行われた記者会見で組合のリーダーがよりくわしい内容を明かした。その問題とは、AIだ。 俳優の同意や補償なく、AIベースの技術でその肖像を使用することに対する保護が、SAG-AFTRAの大きな争点であることはこれまでも伝えられてきた。しかし、日の記者会見で、SAG-AFTRAの事務局長を務めるダンカン・クラブツリー=アイルランドは、AIに関するハリウッドのスタジオからの提案ついてさらなる詳細を明かした。これはかなり衝撃的な話だ。 ハリウッドのスタジオを代表して交渉にあたるAMPTP (映画製作者協会)から出された、俳優のデジタルの肖像を保護するための「革新的な」AIの提案とはどういったものなのか、質問を受けたクラブツリー=アイルランドははっきりと答えている。 「

    スト決行の米俳優組合、俳優とAIについてハリウッドのスタジオから行われた衝撃的な提案内容を明かす
  • 産経デジタルがゲームレーベル「HYPER REAL」を設立 都市伝説がテーマのアドベンチャーゲームなどの個性的な3タイトルを発表

    新たなゲームレーベル「HYPER REAL」が設立された。日を含むアジアの個性的なインディー作品を中心に、音楽映画のようなカルチャーとしてゲームを再解釈するブランドを目指す。ゲームの持つ「現実(Real)」への可能性を拡張するために、「HYPER REAL」のレーベル名が付けられた。 IGN JAPANと同じく、産経デジタルがHYPER REALを運営する。オープンした公式サイトで、今後発売予定の3タイトルが発表された。それぞれのSteamストアページが公開されている。 『34EVERLAST』 『青十字病院 東京都支部 怪異解剖部署』 『Dome-King Cabbage』 ▼新たなゲームレーベル HYPER REAL始動▼ 日・アジア産の個性的なインディー作品を中心に、ゲームを通して現実を盛り上げる作品を世界へ ウェブサイトにてラインナップを公開中:https://t.co/38

    産経デジタルがゲームレーベル「HYPER REAL」を設立 都市伝説がテーマのアドベンチャーゲームなどの個性的な3タイトルを発表
  • 「GB Interceptor」ってなんだ? 使ってみてわかったこと

    これはゲームボーイソフトの映像を、USBケーブルを通してパソコンに入力しWebカメラとして映し出す端末。Webカメラとしての認識ということは、Zoomなどのオンラインミーティングや、インターネットの動画配信、収録に使うことができる。 対応ハードは初代ゲームボーイ、ゲームボーイポケット、スーパーゲームボーイ、ゲームボーイカラー、ゲームボーイプレイヤー、そしてゲームボーイアドバンス、ゲームボーイアドバンスSPとなっている。 注意してほしいのは、あくまで対応ハードは過去に発売されたゲームボーイソフト対応のハードであって、ソフトはモノクロ時代のゲームボーイであるということ。この勘違いをしてしまう人が多いので注意。 今回、このユニークな同人ハードを入手したので使用感をお届けしよう。 使い方は間に挟むだけ 機を入手したときに思ったのはゲームボーイのソフトを改造したような基板で、6000円強とお手頃な

    「GB Interceptor」ってなんだ? 使ってみてわかったこと
  • 映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』、興収成績がふるわないものの版元は「良い映画なのでハッピー」と反応

    IGN USがウィザーズ・オブ・ザ・コースト(以下、WotC)の社を訪問。映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』が批評家から好評を博した反面、興収的に不振だったことについて訊いたところ、コメントを得られた。 「ダンジョンズ&ドラゴンズ」のチームでエグゼクティブ・プロデューサーを務めるカイル・ブリンクは、「(映画は)良かったのでハッピーです」と笑いながら回答。さらに、2000年公開の映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ』と比較し、「『ダンジョンズ&ドラゴンズ』の映画の軌跡は各段に右上がりです。ファンと批評家の反応にも満足しています」と笑顔で付け加えた。 ボードゲームにインスパイアされ、予算1億5000万ドル(現為替で約207億円)で制作された映画は、批評家とファンから好意的な評価を受けたにもかかわらず、世界興行成績は2億ドル強(約277億円)に留まった。しかしWotCのチームは、

    映画『ダンジョンズ&ドラゴンズ/アウトローたちの誇り』、興収成績がふるわないものの版元は「良い映画なのでハッピー」と反応
  • 『バトルフィールド 4』のプロデューサーがシリーズを指揮するためDICEに復帰

    「また会ったね『バトルフィールド』コミュニティの皆さん、ただいま! 今回は、事情が全然違うし(いい意味で)、『バトルフィールド』の未来をもっと明るく、より良くしたくてたまらないよ!」 (1/2) Well, hello again @battlefield community - I’m back! This time around, things really are very different (in a good way) - and I’m _super_ eager to make the future of Battlefield brighter and better than ever! — David Sirland (@tiggr_) December 8, 2022 サーランドは『バトルフィールド 4』を手がけたことで最もよく知られているが、それまでにもシリーズとは

    『バトルフィールド 4』のプロデューサーがシリーズを指揮するためDICEに復帰
  • 日本発売中止となった最恐サイバルホラー『The Callisto Protocol』はどんなゲームだったのか?プレビューイベントとインタビューで紹介

    プレビューは12月2日にリリース予定であった『The Callisto Protocol』のプレビューイベント記事である。既に報じられた通り、残念なことに作は日での発売が中止となり、日ゲームを予約している人に対しては返金対応予定となっているが、海外で発売されるものには日語が収録されるため、参考として当初の予定どおり、記事を掲載する。日の発売中止の詳細はこちらで確認してほしい。 Striking Distance Studios, Inc.とKRAFTONより、12月2日にリリースされるサードパーソン・シューティングのサバイバルホラーゲーム『The Callisto Protocol ―カリストプロトコル』。作は、『DEAD SPACE』といった『Call of Duty』フランチャイズ経験のあるグレン・スコフィールド氏が率いるStriking Distance Studio

    日本発売中止となった最恐サイバルホラー『The Callisto Protocol』はどんなゲームだったのか?プレビューイベントとインタビューで紹介
  • 美麗ドット絵を動かせる快感!『ミュータント タートルズ:シュレッダーの復讐』試遊レポート

    2022年6月10日、ハピネットが主催するイベント「Happinet ゲームフェス!~2022夏の陣~」のビジネスデーが開催された。 当イベントでは様々なゲームの映像や試遊版が展示されたが、稿では新作ベルトスクロールアクション『ミュータント タートルズ:シュレッダーの復讐』の試遊版プレイレポートをお届けする。 作は、80年代より続く人気のアメコミ「ティーンエイジ・ミュータント・ニンジャ・タートルズ」を原作としたベルトスクロールアクションゲーム。設定やキャラクターデザインは1987年のアニメ版をベースとしている。 キャラクタはタートルズの4人に加え、タートルズにとって唯一の人間の友達・エイプリル・オニールと、師匠であり父のような存在でもあるスプリンターの6名が使用できる。キャラクターによって性能や使用する武器が異なるが、今回は二刀流で青いはちまきをした平均的な性能の「レオナルド」を使用し

    美麗ドット絵を動かせる快感!『ミュータント タートルズ:シュレッダーの復讐』試遊レポート
  • 契約者数減少が報じられているNetflixが、『ボーン』や『アッホ夫婦』など複数のアニメーションプロジェクトを中止

    Netflixはアニメーションのプロジェクト数を減らそうとしているようだ。契約者数の減少が報じられたNetflixだが、アニメーション作品の制作を取りやめ、幹部を解雇し、複数の期待度の高い作品をキャンセルしている。 The Wrapが伝えたところによると、Netflixのオリジナルアニメーション部門クリエイティヴリーダーシップ・アンド・デベロップメント・ディレクターのフィル・リンダが、数人の部下とともに今週退社した。それだけではなく、複数の注目のアニメーションシリーズもキャンセルとなっている。 『ボーン』は特に驚きだ。この奇妙で魅力的なコミックは、アニメ化作品のいちばんの候補だったのだ。 さらに、ロアルド・ダールの『アッホ夫婦』のアニメ化もキャンセルされている。ただし、この作品は実写版映画プロジェクトになるとも報じられている。また、ローレン・ファウストの『Toil & Trouble(原

    契約者数減少が報じられているNetflixが、『ボーン』や『アッホ夫婦』など複数のアニメーションプロジェクトを中止
  • 実写映画版『耳をすませば』の公開⽇が10⽉14⽇に決定!原作の実写化に加え、雫と聖司の10年後も描写

    『耳をすませば』は柊あおいによる漫画。1989年に少⼥コミック誌『りぼん』で発表されたあと、1995年にはスタジオジブリによるアニメ映画版も劇場公開された。 アニメ映画版では高校受験を控える月島雫が、バイオリン職人を目指す同級生の天沢聖司に徐々に惹かれていく様子を描いた。2人の恋愛模様は限りなくピュアなもので、観る者に初恋を思い起こさせる。スタジオジブリ作品のなかでも高い人気を誇り、実写映画化が発表された際には話題になった。 実写映画版では、雫と聖司の中学生時代のほか、そこから10年が経過したオリジナルストーリーも描かれる。10年後を「現在」、中学生の時を「過去」として、二重構造で物語が展開されていく。⼤⼈になった雫を清野菜名が演じ、大人になった聖司を松坂桃李が演じる。 追加キャストとして、中学⽣の雫を安原琉那が、聖司を中川翼が演じることが発表された。監督は『ROOKIES 卒業』や『僕だ

    実写映画版『耳をすませば』の公開⽇が10⽉14⽇に決定!原作の実写化に加え、雫と聖司の10年後も描写
  • なぜ公式音源ではなく「カービィ」のアレンジ楽曲がグラミー賞を受賞したのか?さらば「非公認」~ゲーム音楽アレンジ/リミックスの新時代

    『星のカービィスーパーデラックス』のアレンジ楽曲「MetaKnight'sRevenge」が、第64回グラミー賞を受賞したことで話題を呼んでいる。大変おめでたいことであり、さっそくこれを聴いてみたという方も多いと思うが、そのアルバムクレジットにはNintendoやHAL研究所の権利表記が全くないことにお気づきだろうか。 先日の糸田氏による記事でも指摘があったように、ここにはアメリカにおける音楽著作権法の改定が影響している。実はここ数年の間に、海外におけるゲーム音楽アレンジ/リミックスを取り巻く状況は激変しているのだ。音楽サブスクリプション(特にSpotify)を日常的に使っている人ならお気づきだろう。こうした「許諾なしのゲーム音楽アレンジ楽曲」が堂々と、しかも商品として罷り通るようになってきているのだ。その背景で一体何が起きているのか。いい機会なので、その背景について解説しよう。 Spot

    なぜ公式音源ではなく「カービィ」のアレンジ楽曲がグラミー賞を受賞したのか?さらば「非公認」~ゲーム音楽アレンジ/リミックスの新時代
  • ロシアがゲームや映画などの海賊版を事実上合法化するとの報道

    注意:現在も続くウクライナでの紛争は、つらい、感情的なトピックです。IGNでは、この話題について会話をする際にお互いに敬意を払っていただくことを読者の皆様にお願いしています。また、中傷、侮辱、脅迫などいかなるハラスメントも容認しません。 ロシアが、ウクライナへの侵攻に対する欧米諸国の制裁措置を相殺するために著作権法を緩和するとの報道があった。事実上、ゲーム映画、ドラマなどの海賊版を合法化することになる。 ロシア経済開発貿易省は今週初め、制裁措置を回避するために海賊版の法規定を緩和することを提案した。 「ロシアへの供給が制限されている特定の商品に含まれる知的財産の使用制限を解除する可能性を検討している」と同省は述べている。「これにより、サプライチェーンの断絶による市場への影響や、欧米諸国による新たな制裁措置で生じた商品やサービスの不足が解消される」 ロシアの地元メディアによれば、政府が、ロ

    ロシアがゲームや映画などの海賊版を事実上合法化するとの報道
  • KONAMIの「BEMANI特許」とは何だったのか 失効から3年のいま振り返る、近代音楽ゲームの基本特許

    BEMANI特許(あるいはビートマニア特許)と俗称される特許がある。KONAMI(現・コナミアミューズメント)が1997年にリリースし、音楽ゲームブームの基礎となった「beatmania」の基システムを請求、KONAMIがBEMANIブランドで展開する音楽ゲームビジネスの柱の一つとなっていた、日国特許第2922509号のことだ。 この特許は1998年7月31日に出願、1999年4月に登録。日の特許の権利期間は出願から最長で20年間と定められており、2018年7月31日をもって失効している。 BEMANI特許は音楽ゲーム分野の工業所有権(産業財産権とも。特許権、実用新案権、商標権、意匠権の総称)の代表格であり、これまでの約20年間にわたり、ゲームファン界隈の巷間でたびたび語り草となってきた。 しかし、特許の権利範囲はしばしば誤解され、不十分な理解に基づいた語りが多く展開されてきた実情

    KONAMIの「BEMANI特許」とは何だったのか 失効から3年のいま振り返る、近代音楽ゲームの基本特許
  • 完全個人の開発者が、いかにして2万本のヒット作をなしえたか――『シロナガス島への帰還』開発者インタビュー

    シロナガス島という奇妙な名前の島がある。ベーリング海の洋上、鉛色の空と海に押し潰されるように浮かぶ、絶海の孤島だ。ニューヨークに事務所を構える、探偵・池田戦(いけだ せん)は相棒の天才少女・出雲崎ねね子(いずも ざき ねねこ)とともに、シロナガス島に向かうフェリーに乗り込む。依頼人の願いを請け、彼女の父が残した謎を明らかにするために……。 以上は、2020年3月、完全個人制作のADVとしてSteamでリリースされたビジュアルノベル『シロナガス島への帰還』(以下、シロナガス島)の導入部である。物語の冒頭は、まさしく孤島モノの様相をていしているが、クラシックな要素はそれだけではない。コマンド選択システム、画面内の物品を調べるポイントクリックシステムなど、シロナガス島は意外なほどまでに「王道ADV」で構成されている。ともすれば、日々生み出される幾多のインディーゲームに埋もれかねないほどに。 ……

    完全個人の開発者が、いかにして2万本のヒット作をなしえたか――『シロナガス島への帰還』開発者インタビュー
  • 伝説のセガ作品『ROOMMANIA#203』の精神的続編『project one-room(仮)』が中止に

    東京ゲームショウ2017のセガステージにて発表された『ROOMMANIA#203』の精神的続編『project one-room(仮)』。プロデューサーとして関わっていた大地将は「アレのその後につきまして」と題されたnoteのブログにて、プロジェクトを諦めることになったことを明らかにした。 『project one-room(仮)』 『ROOMMANIA#203』とは2000年にドリームキャスト向けに発売したゲームで、ネジくんという大学生のアパートでの日常を見守るという、一風変わった設定のゲームだった。『project one-room』はセガの許諾を得た上で制作されていたオマージュ作品だが、残念ながら中断されたわけだ。 「陰ながら続けていましたプロジェクトを、いったん、諦める事としました」と大地はnoteで書いている。 大地は中断に至った経緯や、辛い心境についても詳しく書いている。201

    伝説のセガ作品『ROOMMANIA#203』の精神的続編『project one-room(仮)』が中止に
  • Epic GamesによるAppleのCMのパロディ映像に、オリジナルCMのリドリー・スコット監督が不満を表明

    Epic GamesがApp Storeにおける「反競争的行為」をめぐってAppleを提訴した際、『フォートナイト』の開発者たちはAppleを批判するために、Appleの有名なスーパーボウルCM「1984」を1ショットずつ模倣したパロディ映像を制作して公開した。オリジナルの「1984」はリドリー・スコット監督による作品だった。IGNは最近のインタビューでスコット監督にパロディ映像への感想を聞いたが、スコット監督は制作の完成度の高さを認めるものの、映像のメッセージが来はもっと力強いトピックについてのものでなければならないはずだと話した。 IGNは『エイリアン』や『グラディエーター』、『ブラックホーク・ダウン』など、数々の傑作映画のメガホンを執ったスコットに対し、Epic Gamesのパロディ映像を観たかどうかを尋ねたところ、スコットは下記のように答えた。 リドリー・スコットによる「1984

    Epic GamesによるAppleのCMのパロディ映像に、オリジナルCMのリドリー・スコット監督が不満を表明
  • 最終クローズドβテストを十分にプレイしてわかった『原神』が『ブレス オブ ザ ワイルド』から受け継いでいる要素とそうではない要素

    業界に衝撃を与えるゲームがリリースされると他社から影響を受けた新作が出るのは世の常だ。2010年代のゲームの一部を挙げても「ダークソウル」シリーズや『The Witcher 3』、『ハースストーン』から『Slay the Spire』、「PUBG」などフォロワーを生み出して一つのジャンルと化したタイトルは数知れない。 ただ、『ゼルダの伝説 ブレス オブ ザ ワイルド』(以下、BotWと表記)は革新的な傑作として評価されながらもフォロワーが出るまでに時間がかかった。ひとつ目の理由として、オープンワールドを作れる企業が大手や一部のスタジオに限られているため。ふたつ目には「BotWの何が素晴らしくて、何が質なのか」の解答が人によって全く異なるためだと思われる。 例えば、筆者はBotWが「自分は天才だ!」と感じる”ひらめき”の快感をプレイヤーに与えるゲームだと考えている。そのために「シナリオの束

    最終クローズドβテストを十分にプレイしてわかった『原神』が『ブレス オブ ザ ワイルド』から受け継いでいる要素とそうではない要素
  • 暴力要素と失敗のない都市建設ゲーム『Before We Leave』で味わう惑星開拓ロマン

    取り除いた暴力要素は多岐にわたる。敵種族との戦闘、飢餓とのサバイバルはもちろん、隣人への罪や罰すらない。なんと優しい世界だろうか。さあ、日が暮れて夜が明けるまで開拓しよう。船をつくり新天地を手にしよう。木造宇宙船を再建して、星の世界へ飛び立とう。それら一大事業は、古今から未来まで続くロマンである。 具体的な物語描写はないが、プレイ後の余韻はSF小説の読了感に近い。ウォルター・M・ミラー・ジュニア著『大いなる飢え』(S-Fマガジン1999年2月号/早川書房)の悠遠な人類史を思い出した。それは2種類の人々についての物語だ。一方はフロンティアを求め、宇宙船で新しい惑星に入植する。先進技術や故郷との接点を失うが、幾星霜の月日を経て文明を再興し、かならず惑星から巣立っていく。もう一方は惑星に残ることを選んだ人たちだ。日々の暮らしに満足し、心の平穏に身を委ねて暮らしている。誰が勝者なのか。どちらが幸せ

    暴力要素と失敗のない都市建設ゲーム『Before We Leave』で味わう惑星開拓ロマン
  • 購入不可能だった名作ホラーアドベンチャー『還願 DEVOTION』の限定パッケージ版が台湾でリリースされることが決定

    台湾のインディースタジオのRed Candleは、6月8日に同スタジオの名作ホラーアドベンチャー『還願 DEVOTION』の限定パッケージ版を台湾でリリースすることをFacebook上でアナウンスした。作は2019年初頭にリリースされた作品で、台湾の80年代を舞台としたホラーアドベンチャーゲーム。短い作品ながらもそのビジュアル、演出、ストーリーテリングで高く評価され、筆者によるIGN JAPANのレビューでは9.8点のスコアを獲得している。 しかしながら、その後、中国の習近平を揶揄する文言がゲーム内のオブジェクトに発見され、中華圏で論争が巻き起こった。結果、わずか1カ月も経たずに作はSteamなどのストアから引き上げられ、その後に修正やアップデートをするという開発からのメッセージとともに消息を立っていた。

    購入不可能だった名作ホラーアドベンチャー『還願 DEVOTION』の限定パッケージ版が台湾でリリースされることが決定
    silverscythe
    silverscythe 2020/06/09
    待っとるで‥‥
  • シンプルながら丁寧な、すぐれたリメイク『聖剣伝説3 トライアルズ オブ マナ』レビュー

    「聖剣伝説」とはどんなシリーズなのだろうか? それを説明するのは、実はなかなか困難な作業だ。アクション性の高い戦闘やリングコマンド、マルチプレイなどいくつもの要素が思い浮かぶが、実際のところ具体的な共通点は「マナ」を中心とした世界設定くらいしかなく、各作品は実はとても多彩だ。しかし「聖剣伝説」に特別な思いを抱くユーザーは、確かに「聖剣伝説」というシリーズに特別な愛着と、何らかの共通イメージを持っている。 ここ数年で数々の大型リメイク作品が発売されたが、「ファイナルファンタジー」にしても「バイオハザード」にしても、いずれのシリーズも現在に至るまで継続的に新作タイトルが出続けている。つまり、シリーズの根幹となる要素は常に取捨選択と刷新がされ続けていたわけで、そこの延長線上にリメイク作品を定義することが可能だ。しかし「聖剣伝説」に関しては、2006年の『聖剣伝説4』以降はスマートフォンなどでいく

    シンプルながら丁寧な、すぐれたリメイク『聖剣伝説3 トライアルズ オブ マナ』レビュー