中部電力の浜岡原子力発電所の運転が停止されることになり、思わぬ方向に影響が出そうだ。福島第1原子力発電所の事故で電力不足が懸念されている東京電力が中電から電力の融通を受けていることは広く知られているが、実は中電は九州電力にも電力を融通している模様だ。 九電は、定期検査で停止している玄海原子力発電所(佐賀県玄海町)の運転再開が東日本大震災の影響で延期されており、供給不足になる可能性が指摘されている。中電からの支援が途絶えることは確実で、事態はさらに深刻化しそうだ。 九電の原発の半分が止まってしまう状況 九電は玄海原発(佐賀県東松浦郡、1~4号機)と川内(せんだい)原発(鹿児島県薩摩川内市、1~2号機)の2か所、計6基の原発を保有しており、九電で発電されている電力の約4割を原発が占める。そのうち、玄海原発2、3号機は定期検査で停止しており、3~4月の運転再開予定だったが、震災の影響で再開が延期
![「浜岡原発停止」で中電の支援中止 九州電力7月に供給不足の可能性](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/f15540731750b6dd6c99f222bda7754386dc4b2a/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.j-cast.com%2Fassets%2Fimg%2Ffb-og-img-news-160926.png)