先月、松山市の20代の女性がタクシーから現金などを盗んだ疑いをかけられ誤認逮捕されました。これについて1日、弁護士が会見を開き「就職も決まってるなら大ごとにしたくないよね?」などと言われて自白を迫られたと警察の捜査を批判したうえで、補償を求めていることを明らかにしました。 先月8日、松山市で、タクシーの中から現金およそ5万4000円やセカンドバッグなどを盗んだとして、20代の女性が松山東警察署に逮捕され、その後の捜査で誤認逮捕だと分かりました。 これについて1日、弁護士が記者会見を開き、女性が任意で事情を聴かれた段階から書き留めていたという内容をA4の用紙2ページ分にまとめた手記を公開しました。 手記には、一貫して容疑を否認していたにもかかわらず「犯人なら目の前にいる」とか「就職も決まってるなら大ごとにしたくないよね?」といった、自白を迫るような取り調べの内容などが詳しく書かれています。