もっぱら引用ばかりになりますが、今書いているようなことは私自身40年前に通過してきたことであり、何をいまさらの感は否めない。けれど、こういう事が自明でない人たちに混ざって詩を書いていると、共通認識をしておかねば話がかみ合わないのだね。その度に、いちいち語れば長くなるので、文章にまとめ参照してもらおうと...。 今回も「戦後詩史論」と「抒情の論理」から、要約を掲載する。 日本の現代詩は第二次大戦をくぐり抜けることによって、 詩的想像の世界が、社会的土壌から隔絶するほど強固である詩を持たなかった ...ことを明らかにした。 また「それが俺となんの関わりがあろう? 紅の戦旗が」(安西均「新古今集断想」)とうそぶいて、 個我意識の極限をつきつめようとした一人の詩人をも、もたなかったことをはっきりさせた。 戦後詩人の出現こそ、 戦争の体験が日本の現代詩の詩的想像力に何を加えたかを示す
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