ハードウェア製品の開発販売が大手企業の独擅場だったのも今は昔。スマホやインターネットと連携することで価値を高めた製品を開発する、いわゆるIoTスタートアップが続々誕生している。 一方で、これまでものづくりを担ってきた家電メーカーも、社内にベンチャー的組織を置くとともに、外部のIoTスタートアップとの連携を強化している。モノづくりのシェアワーキングスペース「DMM.make AKIBA」のスポンサーを務めるシャープも、その1社だ。 「スタートアップが世界を引っ張ってきている。スタートアップとつながる、いつでも会話できることが必要ではないか」(シャープ研究開発事業本部 オープンイノベーションセンターの金丸和生所長)。そんな思いから、シャープは2年前から、IoTスタートアップの支援活動を開始した。すでに26社がシャープの支援プログラムに参加。7社は、量産を支援するコンサルティングプログラムにも進