三陸道、全面復旧 被災地へのアクセス、大幅に改善 東日本大震災の影響で一般車両が通行止めとなっていた三陸自動車道の鳴瀬奥松島インターチェンジ(IC)―登米東和IC間(45.3キロ)が30日午前6時、規制が解除され通行可能となった。甚大な被害を受けた宮城県石巻市や宮城県南三陸町など沿岸部へのアクセスが大幅に改善され、被災地への救援、生活物資の輸送が加速する。 補修工事のため、全車両が通行止めになっていた三陸道と仙台東部道路にまたがる利府ジャンクション(JCT)―仙台若林JCT間の上り線も、30日午後2時に規制解除。東日本大震災の地震と津波の発生から20日目で、宮城県内の高速道は全て通行可能に。 宮城県警は、三陸道の復旧工事が完了するとともに、国道45号の仙台―石巻市(旧河北町)間の通行ができるようになったことで、規制解除可能と判断した。 定期航路、鉄道の復活と復旧見通しの前倒しも相次い