タグ

ブックマーク / kokokubeta.livedoor.biz (11)

  • 広告β

    ちょっと前にネットで「ブランディング」という言葉を目にしていて、違和感を感じることがあった。ネットメディアの人が言う「ブランディング」と、オールド広告人(=自分)が考える「ブランディング」に、隔たりがある。これは何だろうと思っていたが、大ざっぱに言うと、ネットメディアにおけるブランディングは「量」を指しており、オールド広告人の言うブランディングは「質」のことを指している。わりとそこら辺ですれ違っているようだ。 ネット広告というのは個人の具体的な購買にいかに張り付くかというところで既存メディアと差別化しているので、基的にはディープなターゲティングと、購買になるべく近いところでの広告差し込みがポイントになってくる。これは購買を基準にした効率で効果を定義していることによるわけで、それがこのメディアの可能性でもあるし限界にもなったりしている。そうするとネットメディアの人々にとっては、とかく露出

  • http://kokokubeta.livedoor.biz/archives/2009-07.html

  • http://kokokubeta.livedoor.biz/archives/2008-12.html

  • 広告β:エコと広告

    ここしばらく忙しく、テレビをあまり見ていなかったので、久しぶりにまとまった時間をかけて見てみた。いろいろなところで聞いていたが、やはりパチンコの広告がものすごく増えている。それとともにびっくりしたのは、エコネタが段違いに増えていること。これは原油高が大きく影響しているのだと思われるが(パチンコ広告が増える遠因でもあるが)、番組、CM問わず何かと「エコ、エコ」という言葉が出てくるので、世の中変わったなあという気持ちになる。 広告屋的に気になったこととしては、「エコ買い」や「エコ替え」というメッセージングである。「エコ買い」のほうは、スーパーで賞味期限の古いものから買うような、無駄な廃棄を減らす買い方がエコというような意味を持つようだ。「エコ替え」のほうはトヨタのメッセージで、燃費の良いクルマに買い換えようというような意味合いを持つらしい。 もともとエコは広告メッセージとして消化しにくい。

  • 広告β:広告が環境に溶けていく日

    しばらく前から自分はゲームについてのを読みあさっている。それは私がゲーマーであるからではなく、何となくこれからの広告の道を示唆する何かがゲームというものに潜んでいると考えていたからだ。もちろんそれはテレビゲームの中に企業名を仕込むとか、そういうことではない(いわゆるゲーム内広告)。もっと大きなところで、広告のメッセージ構造の転換があると考えている。 とても示唆的な言葉が斉藤由多加氏の著書「ハンバーガーを待つ3分間の値段」に書かれていたので、長いけれども抜粋する。 ゲームの企画者の意志やメッセージはどこに表現されているのでしょうか。それは、実は、「枠組み」そのものに込められているのです。(中略)『シムシティー』というゲームはシミュレーションのお手というべき名作です。(中略)悪化した住環境を改善するには・・・?その答えは「公園を作ってやる」ことです。(中略)このゲームのプレイヤー達はや

  • 広告β:ユニクロと無印と「普通」の想像力

    SPA(自分で作って自分で売る業態)の雄、ユニクロと無印。 一時期、似た立ち位置にあるように見えた2つのブランドが、動いている。 ユニクロは記号性を高め、流行を発信しようとしている。 バストイレ系のアイテムでは「ホテル」というコンセプトを打ち出し、 雑誌のようなスタイル提案を始め、サイト制作においても業界の スタークリエイターを片っ端から起用している印象がある。 タレント広告も、以前からやっていたが、露骨さを増した気がする。 いつでも、どこでも、だれでも着られる、 ファッション性のある高品質なベイシックカジュアルを 市場最低価格で継続的に提供する。 そのためにローコスト経営に徹して、 最短、最安で生産と販売を直結させる。 (ユニクロ−ミッション&ビジョン)これらの方針は、同社の世界戦略から影響されているのかもしれない。 世界に目を転じれば、H&Mなどのメガブランドが

  • 広告β:ライフストリーム妄想

    ライフストリームという概念があるんだとか。 PRブロガーSteve Rubel氏は先日から自分の受ける様々なオンライン情報を一ヶ所に集めることをしており、この図でいうLifeStream Aggregationになるのだろうが、そのプラットフォームが新たなアテンションの戦いの場所になるとしている。 似たようなコンセプトにLife Logというのがあるが、LifeStreamが情報のフローをどう使いやすくするかに重きを置いているのに対して、Life Logはストックした情報の活用に重きを置いているように感じられる。(Ad Innovator)これはなんと素晴らしい妄想ネタ。 【妄想始まり】 Google「GPhone」携帯電話が発売。 このコンセプトは、「リアルマウス」である。 リアルにある情報を、マウスのごとくクリックし、GPhoneの中に取り込むことが できる。リアルワール

  • 広告β:リッチメディアとリッチ体験

    リッチメディアの行方が若干気になる。 何が気になるかというと、リッチメディアの主語がなにかということであって、 リッチにならないといけないのは表現側でなく、ユーザー側であると思う。 言い換えると、リッチメディアでなくリッチ体験を目指そうということになる。 広告に限って言うならば、表現のリッチさと体験としてのリッチさは比例していかない。 ケースにもよるのだが、多くの場合、どこかで反比例が始まる。 そしてその「どこか」は、思ったよりもずっと手前だったりする。 なぜかというと、広告の情報量は来、発信および到達情報量で測るのではなくて、 受信者の頭の中に広がった情報量になるのからだ。つまり、想像や妄想を含む。 それで、大切になるのはむしろ「想像や妄想」のほうなのであって、その理由は 間違いなく主語がユーザーだからである。自分で行った妄想は信じやすいということだ。 (そのへん

  • 広告β:フィードバック・パワーとその仕組み

    広告業界にも営業職というものがあり、そのスタイルは千差万別だが、 ひとつだけ確実にいえることがあるのではないかと思う。 「フィードバックしない営業は無能」ということだ。 「結果こうでした」「○○が良かった点です」「○○は受け入れられませんでした」 この手のフィードバックをきちんと入れてくる営業はそんなに多くない。 BtoB系の仕事だと特にこの辺が重要で、お客さんの意向を知っているのは 営業だけなのである。でも彼らは売ることに熱心すぎて、彼らの反応を 内部にフィードバックする意識があまり高くない。 だがまあ、良心的に考えるのであれば、フィードバックするモチベーション というのはなかなか生まれにくいものであり、意識的にやらないとできない。 フィードバックによって直接的に利益を得るのは相手だからである。 ここら辺のモチベーションをどう発生させるのかはかなり大きな課題だ。

  • 広告β:Webはブランド化するか

    日経ビジネスオンラインに、興味深い実例の話が出ていた。 ・・・(マキアージュでは)一番始めからホームページありきで、4人の性格を含むすべての設定を細かく決め、脚を作り込みました・・・・宣伝の中心にホームページを据えて、テレビやラジオのCMとクロスメディアで連動し、キャッチボールする形です。 ・・・(中略)・・・(unoは)はじめからテレビのスポットCMをWebサイトに誘導するためのバナーとして考えた作戦でした。大元はあくまでホームページです。 ウェブセンタリングマーケティングということだろうか。 資生堂のような、保守的な印象のある大企業で始まっていることは意義がある。 個人的にはもう一歩先、「ウェブセンタリングブランディング」ができると 思う。そして上記の例では、それには少し至っていないという印象がある。 Webほどブランド構築に向くメディアはないのではなかろうか。 その

    sincere_archer
    sincere_archer 2007/05/10
    branding
  • 広告β:人気が出るほど価格が上がるビジネスモデル

    通常の商品は、売れれば売れるほど、減価償却や規模の経済が働いて、 価格が下がっていくということになっている。それで、もっと売れていく。 これは、ある意味生産現場から見た考え方であって、必ずしも永遠不変の 原則ではないらしい。 DRM(デジタル著作権管理)がない(フリーな)楽曲を配信するサービス、 「Amie street」というものがアメリカにあるようなのだが、これは逆転の発想をした。 アーティストは、ダウンロード用の音楽をサイトにアップロードする。ユーザーが曲をダウンロードする価格は初めは無料。ダウンロード数が増えて人気がでると、最高$0.99まで上がっていく。曲の値段が$0.30くらいになると、これは流行っているとわかる。アーティストは、売上げが$5を越えてからの分の70%を得る。 (TechCrunchより)う〜む、これはスゴイ発想だ。 最高価格を定額で決めているとこ

  • 1