詳細はこちらを。ざっと通読したのだけれど、「同人誌に対するリアクション」であって特定のテーマを競作するというコンセプトではないためかヴァラエティに富んだものとなっている。それぞれの書き手の関心領域があからさまに露呈しているというのか。それぞれの書き手が得意分野を扱っているということもあって、充実した中身になっているのではないだろうか。●表紙と巻頭言・巻末コメント初の実写写真を使った表紙という大胆さ、そして題字の派手さも相俟ってなかなかこの企画の挑戦的/挑発的な要素を更に引き出しているのではないでしょうか。そして自分が書いた、あるいは自分が読んで感銘を受けた作品が膨大な同人誌の中に埋もれてしまうことへの危惧をいち早く一冊本を作ることで指摘した伊藤さんの堂々とした言葉に、何か励ましのようなものを感じます。自分の作品がリアクションの対象になってくれるためにも、きちんと意思表明としてレヴューを書い