ブックマーク / kuroshiba-tourizm.hatenablog.com (7)

  • 111 飛鳥エリアの隠れた見所 - 黒柴りゅうの散歩道

    1 大化の改新発祥の地「談山神社」 今井町を発ち明日香村石舞台古墳を経由して、多武峰(とうのみね)に向かいました。 はじめに談山神社の由緒を要約します。 『蹴鞠会で出会った中大兄皇子と中臣鎌足が、殿裏山での極秘の談合の後、645年蘇我入鹿を討ち中央統一国家の偉業を成し遂げた。多武峰はこの後「大化改新談合の地」の伝承が残り、社号の「談山神社」はここから来ているそうです。 後、天智天皇は、鎌足公の病床を見舞い、内大臣という最高位を授け、藤原の姓を与えました。藤原氏の始まりです。その後唐より帰国した長男・定慧和尚が、十三重塔と講堂を建立し鎌足公の御神像を安置して談山神社が始まりました。』 先輩に勧められ「紅葉が綺麗だ」ということで何気なく立ち寄った場所でしたが、日史を体現する凄い神社でした。重要文化財が驚く程に多い(15ヶ所)背景に納得でした。 2 国宝十一面観音「聖林寺」 その後聖林寺を訪

    111 飛鳥エリアの隠れた見所 - 黒柴りゅうの散歩道
  • 104 篠山河原町の無電柱化 - 黒柴りゅうの散歩道

    随分以前に訪れた丹波篠山市の伝建地区、篠山城周辺の武家屋敷と河原町の商家群ですが、特に後者の方は古いものの雑然とした印象があり、再訪したいとは思いませんでした。ところがネットの情報で無電柱化が進んだことを知り、一昨日丹波市へ出かけたついでに6年ぶりに立ち寄ってみることにしました。 激変していました。電柱がなくなると景観の中から「印象の良くない縦線」(電信柱)が消えるだけでなく、同じく「印象の悪い横線」(電線)が消えますから、街角の空気が澄んだ様な感じがします。丹波古陶館の方にその事を伝えると、係の女性は「そうなんですよ。空が広くなった気がします!」と笑顔で仰有っていて、感動を共有できました。 (上)平成28年(下)令和4年 無電柱化で別の町の様になった「河原町入商家群」 絶好の秋晴れ、電柱が地中化され澄み渡った青い空、空がとても広く感じられます。 これで篠山城の大書院や御徒士町通りの整備

    104 篠山河原町の無電柱化 - 黒柴りゅうの散歩道
  • 103 東日本随一 佐原の街並み - 黒柴りゅうの散歩道

    1 東の美観地区 東日の伝建地区では、以前から最も訪れたいと思っていた町が佐原でした。画像で見ていると景観はちょうど倉敷の美観地区のようで、倉敷の大原美術館に対して佐原は伊能忠敬記念館があり、地区を流れる川には「くらしき川舟流し」と同様「小江戸さわら舟めぐり」があり、どちらも旅情が高まる素敵な地域です。 グーグルのマップで見つけておいた町並み観光駐車場に入りました。伊能忠敬記念館に隣接する大変便利な場所にある駐車場で助かりました。 2 絵になる光景 駐車場から伊能忠敬記念館の脇を抜けると、橋を挟んだ向かいに伊能忠敬旧宅が見えて来ました。佐原の町並の中でも、一番行きたいと思っていた辺りにいきなり出て驚きで、乗船場も直ぐそこです。多くの伝建地区の撮影では、歴史的な建造物に対象を絞ってカメラを向け、画角とズームレベルを決めシャッターを押す所ですが、ここ佐原地区はどうカメラを向けても「きちんと絵

    103 東日本随一 佐原の街並み - 黒柴りゅうの散歩道
  • 94 ラコリーナと伝建地区 - 黒柴りゅうの散歩道

    1 滋賀県No.1の観光スポット 滋賀県の年間観光客数は、ずっと「ラ コリーナ近江八幡」(近江八幡市)がトップで、県内唯一の300万越えを誇る観光スポットです。関西で周囲に「ラ コリーナ行ったことある?」と聞くと「ある」という答えが予想以上に多く、若い女性に限るとほとんどではないかという印象です。シニア男性からすると、まず思い浮かぶのは彦根城ですが、こちらは何とかベスト10に入っています。 現存12天守の彦根城と往年のゆるキャラNo.1ひこにゃん、城下町の面影を生かす夢京橋キャッスル口一ド 2 藤森照信の代表建築 ラ コリーナ訪れたきっかけは、職場の研修旅行でした。その時は幹事が女性で、中高年男性には関係ないや!という感じで、みんなやり過ごしていたのですが、着いた瞬間に圧倒されました。まず訪れている人の数の多さ、「みんな何を求めてこんな所(失礼!)に来ているの?」という感じでしたが、建物を

    94 ラコリーナと伝建地区 - 黒柴りゅうの散歩道
  • 80 訪問後、伝建地区に - 黒柴りゅうの散歩道

    1 杵築市「北台南台地区」訪問のきっかけ 杵築(きつき)市は国東半島の根元にあり、別府湾沿岸に位置する武家町です。湯布院に旅行した翌日に訪れました。当時は伝建地区ではありませんでしたが、時代劇の舞台となっていた坂道や武家屋敷街がとても印象的で、「なぜここが伝建地区でないのかなぁ?」と思いながら町を歩きました。 中根邸前から見る北台「酢屋の坂」と「大原邸」 2 「塩屋の坂」から見た「酢屋の坂」 南北に分かれた台地にあるので北台南台と呼ばれ、杵築藩上級武士の住んだ地区です。その歴史を受け継いだ伝統的な建物がよく残り、平成29年「重要伝統的建造物群保存地区」に指定されました。 中でも地形が巧みに生かされ、雄大で独特な景観の「酢屋の坂」が、訪れる者の眼を圧倒します。 南台「塩屋の坂」から見た北台「酢屋の坂」、雄大で独特の見事な景観 3 城下町の風情を残す武家屋敷街 北台南台どちらも城下町の風情がよ

    80 訪問後、伝建地区に - 黒柴りゅうの散歩道
  • 79 続々・朝ドラと伝建地区 - 黒柴りゅうの散歩道

    1 ちりとてちんと「小浜西組」 朝ドラの「ちりとてちん」(平成19年度後期)は、ヒロイン(貫地谷しほり)が小浜市で少女期を過ごした設定であったことから、伝建地区「小浜西組」が登場します。 ここは江戸時代、北前船でにぎわう茶屋街として栄えた町(三丁町)で、今も千格子のある建物が軒を連ね往時をしのぶことができます。ドラマでは、祖母・小梅( 江波杏子)が元芸妓という設定で、またヒロインの小学校への通学路としても登場しました。 2 山門と石段と電車 山門と石階段の間を電車(小浜線)が走り抜ける常高寺は、どこか懐かしい記憶につながる情景です。この石階段に座って、ヒロイン喜代美が親友順子と相談をするシーンが登場しました。 町並からの参道の正面に石段が見え、そのまま上ろうと向かうと線路に遮られ、不思議な体験です(回り道を誘導する親切な表示があり助かりました)。 3 小浜市へのエール 歴史的・文化的景観

    79 続々・朝ドラと伝建地区 - 黒柴りゅうの散歩道
  • 78 続・朝ドラと伝建地区 - 黒柴りゅうの散歩道

    1 「カムカムエヴリバディ」の寺内町富田林 朝ドラと伝建地区について、伝建地区そのものが舞台になっている場合と、ロケの舞台として選ばれる場合と、二通りあります。「半分青い」の岩村は前者ですが、「まんぷく」での東近江や「カムカムエヴリバディ」の富田林は後者になります。 富田林の「旧杉山家住宅」は、安子(上白石萌音)の嫁ぎ先である雉真家として登場しました。旧杉山家住宅は国指定重要文化財で、地区で最も古く最も大きい屋敷です。 2 「まんぷく」の東近江五個荘金堂 東近江市が「まんぷく」のロケ地だったと知ったのは最近です。「まんぷく」は全編見ていたし、東近江市五個荘金堂町も訪ねていたのに、不覚でした。 泉大津に引っ越し着物とべ物を交換してもらうために、福ちゃん(安藤サクラ)と鈴さん(松坂慶子)が親友を訪ねて街を歩くシーンです。その白壁と水路のあるシーンは今でもよく覚えています。 場所は、五個荘金堂

    78 続・朝ドラと伝建地区 - 黒柴りゅうの散歩道
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