エッカーマン『ゲーテとの対話 下』岩波文庫(1969) 執行草舟『生命の理念Ⅱ』講談社エディトリアル(2017) 新・読書日記96 – ラボ読書梟
読んだ本 引用元:版元ドットコム 三島由紀夫・東大全共闘『美と共同体と東大闘争』角川文庫 (2000) ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 小説を書きながら、題材としては「事実ー価値」の二分法を美学上の問題へと昇華させながら本書を参考書として読んだ。 こちらに書いた考え方を応用させた。 nainaiteiyan.hatenablog.com 東大闘争の本のタイトルに「美」という文字が入っているが今日読んだ中では特段美について論議が行われなかった。 前者の本では三島由紀夫によるジョルジュ・バタイユ『エロチシズム』解釈と、三島由紀夫による彼のナルシシズム論を統合させながら、自意識というものを「主観性・価値判断」という観点から、それらはどういう位置関係にあるの
読んだ本 引用元:版元ドットコム つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ ピカソ「私の芸術は破壊の歴史である」 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 講義は芸術にシフトした。 芸術は個人的に関心の高い分野であるので集中して読むことができた。 芸術の章、530ページまで読み終える。 ・・・ 芸術はニヒリズムのなかで唯一人間が輝ける場所であると読んでいて感じた。 もちろん、多くの識者は現代芸術が資本主義においてはただの商品と成り果てていることを指摘しているが、それはひとつの側面であって、芸術の本質は資本主義を凌駕できるものだと感じた。 シモーヌ・ヴェイユ『重力と恩寵』は、知識の足りない自分には理解できず消化できないままとなってい
活動場所をワードプレスに移動します。 labo-dokusyo-fukurou.net ここに、1340までの記録を残したいと思います。 nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog
読んだ本 引用元:版元ドットコム つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 ようやく湯川秀樹との長い対談を読み終える。 結局のところ、池田晶子が埴谷雄高との対談で言っていたように、科学者は認識的な考え、存在の神秘性に対する考えが足りないのかもしれないと感じた。 執行草舟氏が言うように、現代は神なき時代であり、逆に人間が神になろうとしている、あるいは神だと思っている傲慢さのようなものがあるのだと感じた。 ・・・ 教育と教養についても語られた。 小林秀雄は教育原理と道徳原理をハッキリと分けた。 教育とは訓練であり徹底的に叩き込むべし、という昭和の軍国主義そのものであった。 その是非は問わ
読んだ本 トーマス・マン『魔の山 (上)』岩波文庫 つづきを読み進めた。 nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 なんとか三日以内に200ページ読むことができた。 サナトリウムには様々な人がいて、個人的にはセテムブリーニという人物が面白いと思った。 ちょっと屁理屈なところが自分と似ていると感じた。 病院では定期的に演奏会が開かれているということであったが、セテムブリーニという人物は敢えて全部は聞かずに、遅れて会場に入っていく。 ただでさえ不自由な生活のなか、「強制されて」行くものではない、私が行くかどうかは私の自由だ、という主張である。 しかし面白いことに、イベントをもうけることは患者に選択肢を与えるこ
読んだ本 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 相対主義と絶対主義の論争は終わっていないということを再度確認。 やや分厚い本であったので最後のほうをさらっと読んだ。 哲学者ラッセルが発見した「ラッセルのパラドックス」によってフレーゲは撃沈し、鬱状態となる。 『デカルトからベイトソンへ』においてもラッセルのパラドックスが取り上げられている。 (そして我々はパラドックスのなかでメタ・コミュニケーションを日常的に使用する。) nainaiteiyan.hatenablog.com フレーゲにあっけなく勝利したラッセルはその後、詳しくは分からないが数理論理学という舞台で天才の数学者ポアンカレと戦う。 しかしながらポアンカレが病死してしまったこと
読んだ本: 引用元:版元ドットコム ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 通時的に政治と資本主義をめぐる人間の心理を描く面白い本を見つけた。 まずは100ページほど読んでみた。 ナチズム、メディア、カウンターカルチャー、オルタナ右翼、フロイトの精神分析と、いろいろな概念や用語が出てきた。 フロイトの理論は非科学的ではあるが、著者は、この理論は社会と人間心理を説明するには十分に説得力を持っていると見ている。 超自我(スーパーエゴ)という言葉がある。(イドと同様に無意識) イドは無意識的な欲望、自我(エゴ)はそれを抑える理性として位置付けられる。 今日個人的にした解釈としては、スーパーエゴは社会的価値観を内包する無意識であるということである。 原始状態の社会におい
読んだ本: 上野千鶴子/鈴木涼美『限界から始まる』幻冬舎 (2021) つづきを読む。 nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー メモ なし ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 日記 テーマがフェミニズムへと迂回した。 よくよく考えると、やはり「フェミニズム」という言葉は一人歩きしているようにも感じた。 大事なのはカテゴリーではなく中身。 一部のフェミニストはああだこうだとネチネチ愚痴を言うのは水掛け論に終止し不毛であるように感じる。 男性は男性社会のなかにいる間はその構造に気がつきにくい。 それは、日本人が日本にいる間はハーフや移住してきた外国人の気
ボーヴォワール『人間について』新潮文庫を読む。 実存主義哲学者サルトルの内縁の妻とされる人物である。 ここ数ヵ月はフランクル『夜と霧』と『虚無感について』を読んだときの衝撃から、実存主義とロゴセラピーに興味が湧いた。 nainaiteiyan.hatenablog.com nainaiteiyan.hatenablog.com ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー ボーヴォワールは冒頭からヴォルテール『カンディード』の批評を行う。 その後はカミュ『異邦人』を語る。 「実存主義とは何か」といった類いの本や、そのワードをネットで検索して読んでみたところで本当に理解したことになるのか。 最近は、そろそろ解説書の類いから一旦距離を置いてみようという思いになりつつ、自分なりに読み込んで解釈をしてみるということを実践している。 遠回りは近道。 しかしながら、本書も
最近、僕は意味にとらわれている。 ということで、幻冬舎『何もしない』という本を読んでみた。 エッセイの形式で、まとまりがなく、吸収しづらい本ではあるが、なんとなく無意味さの大切さは感じる。 いや、むしろまとまりがないほうが、かえって読者に先へ先へとページを進ませる配慮があるのでは、と勘繰ってしまう。 一年間ただ檻の中で何もしないで生きるパフォーマーがいたみたいだ。 普段何かしら時間に追われていて、大切なものを見失う感覚はある。 パフォーマーのやったことは、僕たちの考える何か大切なものというものを、思考実験的に確かめていくような、途方もない作業にみえた。 結局のところ、何もしない、という「ルール」によって実は縛りから抜けきれていないというオチがある。 彼が教えてくれたこと。 それは、 何もしない、というのが実は難しいという、ラットレースを彷彿させる帰結であった。 つづく
こちらに付け加えたい。 nainaiteiyan.hatenablog.com この本では直感に関しても言及されていた。 人は危険を察知した場合、40ミリ秒以内に論理よりも本能が働く。 つまり、論理は万能ではない、というお話を量子論にまで遡って説明されていく。 アリストテレスから始まった「線形的」な論理学は量子で行き詰まる。 アインシュタインですら理解に苦しんだみたいである。 換言すれば、論理だけを頼りにしていた科学のひとつの限界点であった。 そして見直しを余儀なくされた。 ただ、人類は量子論を打ち立てた。 まさしく「直感的」な能力のおかげだろう。 ゲシュタルトのように、人間には1からでは説明できないような力を秘めている。 それは半ば人工的な「論理」を突破する、「非線形的」で「ホリスティック的」な「直感」であると僕は思った。 つづく
フラクタル構造シリーズのつづき nainaiteiyan.hatenablog.com 度々、「硫酸」をかける犯罪が起こる。 H2SO4。 水素、硫黄、酸素。 僕は大学の化学科にいたわけだが、分子が集まって化合物になると、性質が組み合わせによって何故変わるのか、本質的な理由がさっぱりわからなかった。 そもそもそんな頭がなかった。 硫酸は「毒」である。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 言葉にも「毒」がある。 「貴方の人生は詰んでる」 こんなことを言われたら不快だ。 この言葉の「化合物」、つまりは、 「貴方」「の」「人生」「は」「詰んで」「る」 は毒だ。 これも硫酸と同じだ。 原子が分子に、分子が化合物になり性質が変わる。 言葉も原子、分子、化合物になり意味が変わる。 間違いなくフラクタル構造である。 つづく
こちらの続き。 nainaiteiyan.hatenablog.com 僕は自分の示した道筋を追いたい。 勿論、途中で欠損や撤回が必要になればその都度訂正したい。 ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー 僕は、「お金」という概念に「希少性」という概念が入り込んでいるように思える。 具体例を示していく。 手元に100万円が入った。やったー!嬉しいです!! そして、普通はお金を使いたくなる。 お金には色があると表現する人がいる。 そして、「たがが外れる」とも表現できる。 それは何を意味するのか。 欲が解放される。 僕は前の記事で、希少性は「不自然的」と書いた。 それは、「不自然 ≒ 奇妙」とも解釈できる。 さて何が奇妙なのだろうか。 ブランディングでは、「付加価値」を添えて高く売ることを目的とする。 原価1万円程度の時計が数百万に化ける。 例えば、「10
陰謀論系の本はだいたい2000円くらいで買えて、学術的なデータや考察に欠けるように見える。 こちらとしては、論破するつもりで読む。 必ず隠されたバイアスがある。 ~すべきだ。 全か無か。 押し付け。 拡大解釈。 あげたらキリがない。 クリティカルシンキングを備えておけば陰謀論も役に立つと僕は考える。
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