欧米の入学シーズンが秋だというのは以前から知っていた。 只今の日本は入試シーズンで、受験での事故の類がニュースになっている。 本来社会のことに多く関心を寄せる時期である思春期後期の人々、及びその家族が、受験にエネルギーを注ぎ、社会的引き篭もりになることを強制させられる時期である。通常国会開始時期と重なっている。 最も風邪を引きやすい、体調を崩しやすい、年間で最も寒い、交通網の事故の発生しやすいこの時期に受験を設定したのはどこのバカだ、と、以前から思っていた。なぜもっとすごし易い、たとえば秋、10月あたりに受験シーズンが設定されてないのだ? …などと長年思っていたが、「受験」自体、「科挙」の伝統を引いた、日本特有(東アジア特有)の因習らしい。 アメリカの〔大学入学のための〕適性テストはSATとACTの2種類です。SATは年7回、ACTは年5回も実施され、受験回数に制限がありません。いい成績を