図書館等の目録担当者向けに、日本目録規則2018年版(NCR2018)の意義と特徴を、図書の書誌データを例に、日本目録規則1987年版(NCR1987)と比較しながら解説します。
小林昌樹(図書館情報学研究者) ■「未知文献」を見つける方法がある 見たことも、聞いたこともない本を見つけるなんてことはできるだろうか? そんなことはできないからこそ、本好きは毎日、本屋へ寄ったり、図書館の中をぶらついたりするのではなかったか。学者だって見たことも聞いたこともない本を見つけることはできない。 しかし、あるのだ、そんなワザが――そんなバカなと思うだろうけれど、本当である。というか、アメリカの司書は誰でもこれができる。できるからこそ、司書はアメリカで、学者に準ずる専門家として認知されたのだ。 ○本の中身をコトバに 見たことも、聞いたこともない本とはどんな本だろう。それは、見たことも、聞いたこともないけれど、自分が欲しい、読みたい本のことだろう(図書館学では「未知文献」と呼んだもの)。では自分が読みたいとは何か? こういった感じの本、こういったことがらについての本ということになる
本委員会は、「電子情報資源を含む総合目録データベースの強化」について企画・立案し、学術情報資源の基盤構築、管理、共有および提供にかかる活動の推進を目的に設置されました。
動向レビュー これからの学術情報システムとNACSIS-CAT/ILL 東京大学附属図書館:熊渕智行(くまぶち ともゆき) 1.はじめに 1980年の学術審議会答申「今後における学術情報システムの在り方について」(1)以下、「1980年答申」という。)を受け、1985年に大学等を対象として、総合目録データベースの形成と図書館間相互利用を目的とする目録所在情報サービスの運用が開始されて30年が経過した(2)。 現在、「大学図書館と国立情報学研究所との連携・協力推進会議」(3)(以下、「推進会議」という。)の下に設置された、「これからの学術情報システム構築検討委員会」(4)(以下、「これから委員会」という。)では、同サービスの運用開始時とは学術情報を取り巻く環境に様々な変化が生じている中で、国公私立大学図書館等と国立情報学研究所とが連携して、従来の学術情報システムの中核をなしてきたNACSIS
2013年3月8日にサービス終了した国立情報学研究所(NII)の“Webcat”のインタフェースを模した“CiNiiBooksLite”が有志によって公開されています。CiNii BooksのAPIを利用したものです。 ※追記 Project Next-Lの田辺浩介氏が“We6cat”を公開しています。 CiNiiBooksLite http://cibookslite.appspot.com/ We6cat http://we6cat.next-l.jp/ 参考: 国立情報学研究所(NII)の“Webcat”がサービス終了 http://current.ndl.go.jp/node/23041
米沢嘉博記念図書館の現在 米沢嘉博記念図書館:山田俊幸(やまだ としゆき) 1. 米沢嘉博記念図書館の概要 2009年10月31日に開館し、今年で3周年を迎えた米沢嘉博記念図書館(1)は、明治大学の運営するマンガとサブカルチャーの専門図書館である。明治大学駿河台キャンパス内のビルを使用し、国内有数のマンガコレクションを所蔵している。 この米沢嘉博記念図書館は、マンガ評論家の米澤嘉博氏(2)が後述の「東京国際マンガ図書館(仮称)」の計画の前身に協力していたことから、氏の没後、計画の主体となった明治大学がご遺族より蔵書の寄贈を受け、その先行施設として設立したものである。 当館の1階展示室では米澤氏の蔵書と業績を紹介する常設展示と企画展示(3)を行っている。 2階閲覧室では約4,500冊のマンガや参考図書を自由に読める。館の3・4・5階の閉架書庫にある6万冊以上の資料もすべてウェブ上の蔵書検索
OCLCの総合目録WorldCatに、英文の難易度やリーディング能力を表すレクサイル指数(Lexile Measure)を書誌詳細画面に表示する機能が追加されました。12.5万点の資料が表示対象となっています。レクサイル指数は、米国のMetaMetrics社が開発したもので、200Lから1700Lまでの数字(末尾に“L”がつく)で表されます。自分のリーディング能力のスコアから-100L~+50Lの範囲内にある英文を読むことが能力向上に効果的とされているようです。 OCLC Partners with MetaMetrics to provide Lexile Measures for WorldCat(MetaMetrics 2012/6/5付けニュース) http://www.metametricsinc.com/news/oclc-partners-metametrics-provid
2012年4月18日に、国立大学図書館協会が、学術情報委員会学術情報システム検討小委員会報告書として「電子環境下における今後の学術情報システムに向けて」を公開しました。報告書の日付けは2011年11月付けとなっています。 電子環境下における今後の学術情報システムに向けて (PDF) http://www.janul.jp/j/projects/si/gkjhoukoku201111.pdf 国立大学図書館協会 (2012/4/18付けの記事に「学術情報委員会 学術情報システム検討小委員会報告書『電子環境下における今後の学術情報システムに向けて」(平成23.11)を掲載しました。』とあります) http://www.janul.jp/
Ⅰ.デジタルで写本の目録を構築する意義 後期の授業を通して、タグ付けや情報を共有することの意味を考えた。デジタル技術の発展によって、アナログなものをデジタルに置き換えることで、新しい研究方法が確立されようとしていることを知ることができた。また、研究資料として研究に耐えるものにするには、ただデジタル化すればいいというわけではなく、見栄えよりも科学的根拠や信頼性を検証しながら慎重におこなう必要があることを学んだ。 授業から、貴重書研究のデジタル化が進む中で、貴重書研究に貢献するものとして、所蔵情報と書誌情報を提供する目録の役割は、ますます重要になるのではないかと考えるようになった。 そこで、 もし写本の世界的なオンライン目録が実現したらどのような効果が期待できるかを実際の写本を例に、描いてみたい。 今回対象とする写本とは、西洋中世から近世にかけて制作された写本とする。 現状 の把握 ここでいう
【2023年10月31日掲載】CiNii BooksのCiNii Researchへの統合について 新「国立国会図書館サーチ」公開によるCiNiiサービスへの影響について 図書・雑誌検索 著者検索 内容検索 検索 すべての資料 図書 雑誌 詳細検索 タイトル タイトル完全一致 統一タイトルを含む 著者名 別名を含む 著者ID 統一タイトルID 出版者 ISBN ISSN NCID 件名 分類 注記 資料種別 言語種別 出版年 年から 年まで 図書館ID 機関ID 地域 図書館ID・機関ID・地域を記憶する 検索 閉じる 検索 検索 【2023年10月31日掲載】CiNii BooksのCiNii Researchへの統合について 新「国立国会図書館サーチ」公開によるCiNiiサービスへの影響について
Kosuke Tanabe @nabeta NDLサーチのDCNDLは所蔵データまでいっしょにくっついてくるのがちょっと扱いにくいなあ。ほしいのは書誌だけなのに、所蔵データだけでかなりの量のXMLが返ってきてしまう。書誌だけ取得するようなオプションもなさそう #ndlsearch 2011-09-12 00:11:25 大向一輝 @i2k CiNii BooksのRDFも所蔵つき。どうしようか…。 RT @nabeta: NDLサーチのDCNDLは所蔵データまでいっしょにくっついてくるのがちょっと扱いにくいなあ。ほしいのは書誌だけなのに、所蔵データだけでかなりの量のXMLが返ってきてしまう。… #ndlsearch 2011-09-13 11:39:42
あまたある書誌データの要素んなかで、件名標目は、じつは一番大事であるとわちきは思う(まぁ著者標目も生没年がきちんと付いていれば同じぐらい大事だが)。タイトルや出版社など、多少ブレがあっても、もーいいじゃんとさへ思うぞ。 しばらくまへ、LCで、「件名なんて要らんよね」という館自身の政策を、結局、現場やユーザが押し返しちゃったことがあったでしょ。件名なんて100年も前からある単純な原理なのに、このICT時代にも、十分に使えるものなのだ(米国では実用品)。 ところが日本でぜんぜんダメダメなのは、少し館界事情をオベンキョした人なら知ってをろう。 わちきは、NDLやTRC、大学や県立図書館などが、まともな件名標目を付けてくれれば、どんなにか、人文社会系の学問・実務が良くなるか、と思う。けど、現状ではダメダメ。 現状でダメだから、やめちまえ、というのが、若者や外来勢力の意見なんだけど(LCでもおなじ図
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