関東大震災で焼失するシーンが宮崎駿監督の映画「風立ちぬ」で描かれた東京帝国大学付属図書館。その図書館のレンガ造りの基礎などが、東京大学本郷キャンパス(東京都文京区)の構内遺跡で発掘されている。構内遺跡からは、江戸時代の加賀藩上屋敷跡も確認。赤門で知られる溶姫の御殿跡なども見つかり、大名屋敷の暮らしを彷彿とさせる女性のかんざしや伊万里焼、儀式に使用された素焼きの皿などが出土した。11月22日、23日にかけて遺跡見学会が開催され、一般公開されている。 構内遺跡は9月から、東京大学の新図書館計画で地下40メートルにおよぶ書庫が建設されるのにともない、発掘調査が進められている。約1300平方メートルの調査地点は、帝大図書館や加賀藩上屋敷があった場所で、さまざまな時代の遺構や遺物が発掘されている。そのひとつ、映画「風立ちぬ」でも描かれた帝大図書館は、関東大震災で70万冊の蔵書が灰塵に帰し、検出された
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