欧州の文化遺産ポータルEuropeanaの白書の第2号として、「黄色い『牛乳を注ぐ女』の問題」(The Problem of the Yellow Milkmaid)という文書が公表されています。内容は、オープンなメタデータの活用についてのもので、欧米の文化遺産機関が参加し2011年7月に開催されたワークショップの内容を踏まえてまとめられたもののようです。白書のタイトルの由来は、フェルメールの作品『牛乳を注ぐ女』のウェブ上の画像の多くが黄色っぽい色合いとなっており、それが本当の色だと思っている人が多いため、その誤解を解くためにアムステルダム国立美術館がオープンなメタデータを付与して『牛乳を注ぐ女』の高精細画像を公開した、ということのようです。 The Problem of the Yellow Milkmaid A Business Model Perspective on Open Me